内容説明
デルフィニアの黄金期を創出した「獅子王」のそばには、内乱期から数々の戦場を共にした二人の騎士団長がいた。一人は筆頭公爵家の才気煥発な嫡子、一人は地方貴族の出身ながら卓抜した剣の腕を持つ天才剣士。身分の異なる騎士たちの強固な絆はいかにして結ばれたか。若武者の青春を描く待望の外伝。
著者等紹介
茅田砂胡[カヤタスナコ]
5月3日生まれ。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
73
デルフィニア戦記外伝①バルロとナシアスの過去話。出会いから、親友になるまで。家柄でいえばバルロが断然上なのに、ナシアスがあそこまで強気なのは最初の試合でキッチリ勝ったからかな。清廉潔白なナシアスの危機一髪が1番のもりあがりか。▽最後にリィが行った後のおまけ話があり嬉しい。戦後の子沢山、順調に次世代が誕生している▽楽しかった~2022/03/10
ワッピー
22
本編ではラモナ騎士団長のナシアス、ティレドン騎士団長のバルロがいまだ騎士見習いのころの邂逅と成長を描く。身分の低い田舎貴族出身のナシアスとサヴォア公爵家の跡取りバルロが本編で見せた固い信頼・友情は、家格の差を乗り越えて本音で対話ができる関係を築いた若年のころから培われていた。直情型のバルロに対し、冷静沈着で頭も切れるナシアスそれぞれが試練を経て、一人前に成長していく様子もまぶしく、最終章でリィが自分の世界に帰還した後のデルフィニア出産ラッシュおよびバルロの隠し子発覚も(ヲイヲイ)うれしいボーナスでした。2020/03/13
呉藍
19
あっはっは~、たしかに青春時代(笑 少年期はナシアスが完全に主導権を握っていたのに、あの恋愛方面でのすったもんだではバルロにお膳立てしてもらったんだから、時の流れっていうのは面白いですよね。そしてそのバルロ、やっぱり出てきましたか……ロザモンドのいつか来ると思っていた~の台詞は思わずニヤリ。さすがです賢夫人。リィの肖像画には思わずしんみり。待ち続けること、帰る場所のあること。たとえ離れていてもその優しさは絶対のものだなあって。2010/11/30
miicha
16
このお話も大好きでちょくちょく読み返してしまいます。は~、今回も楽しかったです!2022/09/12
おぺろ
16
ナシアスとバルロの絆が…!やっぱデル戦は外伝も最高でした!二人の青春を見たって感がいいですよねっ♪それよりなにより、やっぱり終わりのほうは興奮Maxです。ナシアスに子供とかやばい!バルロもwそしてリィの肖像画に話しかけるポーラの可愛さ…!皆さん幸せなようでなによりですね。なんか幸せすぎてすごい。ウォルの最後の言葉に激しく同感しつつ大満足の外伝でしたー。次もまちどうしい^^2011/02/28