出版社内容情報
あの「手習重兵衛」が帰ってきた。武士を捨てた重兵衛は、白金村で手習所を再開した。ところが、最近になって村に住み着いた女をめぐって、騒動が持ち上がる。
内容説明
江戸は白金村に戻り、手習所を再開した興津重兵衛。家主の娘おそのを妻に迎えるはずだったのが、重兵衛を仇と思いこんだ正体不明の女と同居する羽目に…。一方、村では半月ほど前から住み着いた謎の女が、男たちの好奇の的になっていた。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年第一回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』(刊行時『義元謀殺』に改題)で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
5
前シリーズのような壮大さはないけれど、日常のほんわかとした雰囲気も感じさせてくれて楽しい時間が過ごせました。2015/12/14
わたしは元気
4
ドキッとする始まりでしたけど、スッキリ解決して、めでたしめでたし。2022/02/21
kazukitti
2
前巻まで完結したけど、人気があったのでその後の話も続けましたよって感じ。第二部なのかな。いやぁ本当にこれって口入屋用心棒の原型なんだね。重兵衛サイドと惣三郎サイドで進行、最後にある程度修練しつつ大団円的なのもそんな感じ。つか、主人公の女へのだらしなさ(自分の斟酌優先で大事な人の気持ち蔑ろにするのは優柔不断通り越してる)も一緒ってどうよ。男とは朴訥なものだってのをエクスキューズでやってんじゃねぇのかなーとかね。惣三郎と善吉コンビのバカ会話がいい感じだけど、ソコも多分後発の父子十手シリーズに引き継がれてるね。2015/07/28
ばるたん
1
あっさりと一冊完結でした。やはり長編のほうが良いかな。次号へ。。2022/06/25
M2
1
前巻までの緊迫感がなくなったせいか若干物足りない感じ。加代さんは登場時もう少し可愛げを感じさせて欲しかった。2010/12/14