出版社内容情報
手術室という密室の中、トラブルが発生した。事故なのか故意なのか? 隠された秘密を探りに、水本玲が大学病院に潜入する。暴かれた真実とは!?
内容説明
医大の学長選を争う改革派の教授が突然倒れ、保守派の手によって手術を受けることに。しかし、手術中にトラブル発生。事故か、故意か。夫人からの依頼を受け、水本玲は大学病院に潜入。箝口令、行方不明の看護婦、正体不明の若い男。謎は次々と深まっていく。現代医療の暗部を抉る渾身の書き下ろし傑作。
著者等紹介
伊野上裕伸[イノウエヒロノブ]
1938年、大阪府生まれ。國學院大學文学部日本文学科を卒業後、高校教師・興信所調査員・バッタ屋などの職を経て、1975年から損害保険調査員として働くようになる。1994年、『保険調査員 赤い血の流れの果て』で、第三三回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、小説家デビュー。1996年『火の壁』で第一三回サントリーミステリー大賞読者賞、及び日本リスクマネジメント学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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