出版社内容情報
今子という娘、十一号室の女、登山電車の女、桔梗の話、李姿鏡、水戸の狂女、黒縮緬の女、墨東の女、枕さがし、ネルケの花、復讐 〈解説〉高橋洋一
内容説明
出逢った女性たちとの遍歴を描いた知られざる自伝的小説集。女掏摸、虚言癖、金髪美人など様々な“女妖”―魔性の妖気に翻弄され、惹かれていく自らの不条理な心理を艶やかな文体で回想する。永井荷風、竹久夢二、中山晋平、生方敏郎、嶋中雄作などの知友も登場、昭和初期の風俗を活写する。半世紀を経ての復刊・初文庫化。
著者等紹介
西條八十[サイジョウヤソ]
明治25年(1892)年、東京・牛込生まれ。詩人・作詞家・フランス文学者。早大在学中から「早稲田文学」などに作品を発表、「未来」同人となる。大正7(1918)年、鈴木三重吉の「赤い鳥」創刊に参加、童謡「かなりあ」を発表。以後、北原白秋、野口雨情とならぶ大正期の代表的童謡詩人として、多くの童謡を発表した。翌年第一詩集「砂金」を刊行、大正9年、訳詩集「白孔雀」を刊行。大正10年、早大英文科講師となり、大正13年、ソルボンヌ大学に留学、帰国後早大仏文科助教授、昭和6(1931)年、教授に就任。また、流行歌から軍歌まで幅広い分野で作詞家としても活躍し、「東京行進曲」(昭和4年)、「東京音頭」「サーカスの唄」(昭和8年)などがヒットした。戦後は早大を辞し、ランボーの研究に打ち込んだ。日本詩人クラブ初代理事長、日本音楽著作権協会会長など歴任。昭和45(1970)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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