中公文庫<br> 世界の歴史〈9〉大モンゴルの時代

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中公文庫
世界の歴史〈9〉大モンゴルの時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 549p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122050440
  • NDC分類 209
  • Cコード C1120

出版社内容情報

草原の小さな一部族から史上最大・最強の大帝国となったモンゴルの文化・経済・生活を活写。

内容説明

広大なユーラシア大陸を縦横無尽に疾駆した蒼き狼の群れは、たぐいまれな統治システムと柔軟な経済政策で世界史上最大の連邦国家を築いた。好戦的と思われがちな草原の民=モンゴルの知られざる実像を生き生きと描き出す。

目次

第1部 はるかなる大モンゴル帝国(世界史が世界史となるとき;蒼き狼たちの伝説;世界文明への射程;めぐりあう東西;近代世界の扉)
第2部 モンゴルとイスラーム(チンギス・ハンの王権神授説;チンギス・ハンと預言者ムハンマド;チャガタイ家とバルラス家;チンギス・ハンとオグズ・ハン;チンギス・ハンの遺産)

著者等紹介

杉山正明[スギヤママサアキ]
1952年、静岡県に生まれる。74年、京都大学文学部卒業。79年、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、京都大学大学院文学研究科教授。中央ユーラシア史、モンゴル時代史を専攻。2003年に司馬遼太郎賞、06年に紫綬褒章、『モンゴル帝国と大元ウルス』(京都大学学術出版会)で07年に日本学士院賞を受賞

北川誠一[キタガワセイイチ]
1947年、北海道に生まれる。70年、北海道大学文学部卒業、72年、同大学大学院修士課程修了。北海道大学助手、弘前大学人文学部教授を経て、東北大学大学院国際文化研究所教授。西アジア史、コーカサス史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

11
157頁。モンゴルは「陸上帝国」だとばかり思い込んだ考え方が普通だった。1270年代以後、モンゴルは海に出ている。クビライ治世後半からモンゴルははっきりと「海上帝国」の一面も備える。モンゴルは二段階で成長した帝国であり、その後半期、モンゴルは「陸と海の巨大帝国」であった。168頁。モンゴルはクビライ以前から銀を共通の価値基準とする体制をとっていた。とりわけ税を銀納化した。クビライ政権は「交鈔」という名の紙幣を発行した。この「鈔」は銀を前提としていた。紙幣はあくまで絶対量の足りない銀を補うための手段であった2016/07/17

KAZOO

6
モンゴル時代史といえば、杉山先生を置いてはあまりいらっしゃらないと感じています。1冊すべてがモンゴルに関する歴史の分析で、第1部は通史的な感じで、第2部はチンギス・ハンに焦点を当ててイスラムとの関連を分析してくれています。この世界の歴史はほとんどハズレがない全集だと思います。2013/08/26

じょあん

5
第1部の記述は杉山先生のモンゴル熱が高く、賛否はあるかと思う。しかし、基本的にはモンゴルについて知るのに必須の入門編とも思える。この記述をみると世界歴史大系の中国史の杉山先生の記述は抑え目だったなあと思う。第2部もモンゴルを扱うが1部の通史的視点とは異なり、モンゴルの王権のあり方、イスラームとの関係を扱う。こちらも示唆に富む内容。モンゴルが世界史の大きな画期となっていることは確かで、その歴史を知るのにまずは読んでおいて良かった一冊。2021/10/29

tieckP(ティークP)

3
毀誉褒貶ある杉山氏の部分はレトリックの問題で、宋が先駆けたアジア貿易については後乗りのモンゴルこそ完成者だから偉いとし、西洋が完成した世界的な交易についてはモンゴルが小規模であれ先駆者だから偉いとする。元の王朝の継ぎ方を真似た後の王朝を見て影響力を自慢するが、その元が中国の伝統の印璽発見を踏襲したことはこっそり触れるだけであるなどフェアではないけど、こういう方が混ぜっ返すことも大事かな。後半は名前を羅列する系譜部分など読みづらいのは確かだが、チンギスとイスラムの血筋による王権神授説という切り口は面白い。2016/11/29

Zhao

3
世界史の授業の中では征服→拡大→分裂とマッチポンプ的にしか触れられない「モンゴル・ウルス」について知ることができる一冊。 13世紀。本書から言葉を借りれば「世界史が世界史になったとき」 交流だけでなく、ユーラシア大陸の東と西が急速に融合した時代。 1世紀以上の間、それが保たれたというのは考えるとすごいことかもしれないね。1年ほど前に読んだ、島田荘司の「耳の光る児」という短編を思い出した。ウルスとは人民という意味だそうな。ちょっとだけ国家ってなんだろうって考えさせられたような気がする。2012/06/30

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