中公文庫<br> 疫病と世界史〈下〉

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中公文庫
疫病と世界史〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122049550
  • NDC分類 209
  • Cコード C1120

出版社内容情報

これまで歴史家が着目してこなかった「疫病」に焦点をあて、独自の史観で古代から現代までの歴史を見直す好著。紀元一二〇〇年以降の疫病と世界史。

内容説明

かつてヨーロッパを死の恐怖にさらしたペストやコレラの大流行など、歴史の裏に潜んでいた「疫病」に焦点をあて、独自の史観で現代までの歴史を見直す名著。紀元一二〇〇年以降の疫病と世界史。「中国における疫病」を付す。詳細な註、索引付き。

目次

第4章 モンゴル帝国勃興の影響による疾病バランスの激変―紀元一二〇〇年から一五〇〇年まで
第5章 大洋を越えての疾病交換―紀元一五〇〇年から一七〇〇年まで
第6章 紀元一七〇〇年以降の医学と医療組織がもたらした生態的影響
付録 中国における疫病

著者等紹介

マクニール,ウィリアム・H.[マクニール,ウィリアムH.][McNeill,William H.]
1917年カナダ・ヴァンクーヴァ生まれ。シカゴ大学で歴史学を学び、1947年コーネル大学で博士号取得、同年以来、長い間シカゴ大学で歴史学を教えた。現在では引退し、コネティカット州のコールブルック在住。シカゴ大学名誉教授

佐々木昭夫[ササキアキオ]
1933年、東京生まれ。東京大学文学部、同大学院(比較文学・比較文化)に学ぶ。東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

78
下巻は、モンゴル帝国勃興の影響による疾病バランスの激変、大洋を越えての疾病交換、紀元1700年以降の医学と医療組織がもたらした生態的影響からなる3章。時代が新しくなるにつれ、人類がもたらした疫病は、次第に衰えて小児病の地位に後退していく。その後感染症は、主として科学と技術に関する新しい要因が、世界中の生物と人間に影響を及ぼす。そして最後の章では、「人類の出現以前から存在した感染症は、人類と同じだけ生き続けるに違いない。人類の歴史の基本的なパラメーターであり、決定要因であり続けるであろう」と結んでいる。本書2016/08/25

ykmmr (^_^)

77
図書館事情にて、下巻を先に拝読。中世〜近代にかけてペストや野口英世の生命を奪った黄熱病などをちゅうしんの感染症のお話。今、コロナ禍で言われている、『密』・『移動』・『基礎疾患』…。今昔、感染が蔓延する定義は変わらない。尚且つ、『人間』・『文明』が新たな感染症を生むことも良くわかった。人類社会から感染症をなくす事は、この先不可能と思う。地球温暖化など、感染症にとってはプラスになってしまう問題も発生。地球環境について対策をうつ、人類一人一人が自らの健康維持に力を入れるなど、当たり前の事を変わらずやって行く。2021/10/25

キムチ27

75
この2週間素晴らしい本に触れられたことに感謝する。本の価値は決してボリュームだけじゃないとも。中高で触れた歴史で学んだ事は「歴史の転換点は革命や戦争での勝利」と単純に考えて来た。この本を読み救いのない大量の死は神の存在すら排除。過去のみならず、未来への視点を考える際、感染症の存在抜きにはなしえない。感染ウィルスに対し人類の手は脆弱の極み。人類登場以前より活動を始めていたウィルス、感染症がこの後も人類と共にあり続けることは自明の理。ホーキングの言葉:人類は絶対、未知との遭遇をしてはならぬ むべなるかな。2021/02/12

skunk_c

71
下巻は14世紀のペスト禍と17世紀以降の人口増についてが中心。疫病が人口を抑える役割を果たしていたが、それに対し耐性を身につけ、あるいは対処法を見つけることによって、その他の要因と絡み合いながら人口爆発に至る過程を描く。イギリスの農業革命についての実に端的で要を得た説明が見事だった。それにしても病原菌などの本質を人間が理解したのがたかだか100年あまり前だったとは!一方原著が書かれて50年近い日時が立っているため、例えば資源の問題などは少し古い。ひとつの視点を軸に壮大な世界史を展開する著者は魅力的だ。2023/08/28

翔亀

48
【コロナ3】下巻はあの欧州中世を襲ったペストから始まるが、それはモンゴル帝国の勃興により、ヒマヤラ山麓に1~2世紀頃に定着していたペスト菌がユーラシア大陸を横断したことによる。ペストによりモンゴル帝国自らも没落し二度と立ち直れず、欧州では以来何度も流行し人口減の一方でルターを産む。アメリカ大陸のインディオをスペインが簡単に征服できたのも、天然痘、続いて麻疹を持ち込んだからだ。アフリカとユーラシア大陸で4000年かけて積み重ねてきた人間の免疫が、アメリカ大陸の人間にはなかったのであっという間に伝染し↓2020/04/22

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