中公文庫<br> シナン〈下〉

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中公文庫
シナン〈下〉

  • 夢枕 獏【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 中央公論新社(2007/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 403p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122049352
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

十六世紀、繁栄を誇るオスマントルコ帝国に、壮麗王スレイマン大帝のもと、工兵から宮廷建築家へと昇りつめた男がいた……。史上最大のモスクに挑んだ天才建築家シナンの生涯。

内容説明

百年の生涯で四七七もの建造物を手がけ、かたちなきイスラムの神を空間に描こうとした男の物語―悠久の都イスタンブールに刻まれたその軌跡を辿り、薫り高きイスラム文化の根源に迫る渾身の歴史長篇。

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、神奈川県小田原市生まれ。東海大学文学部卒。89年に『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、98年に『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。伝奇バイオレンス、SF、格闘、山岳、時代・歴史など多彩なジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

44
シナンの創るものがどんどん壮大になっていくのに引き込まれました。長寿だったため、成し遂げられた建築が多いのですね。実際にシナンの建造物を見ることができる機会があれば良いと思いました。2024/03/01

キムチ

33
下巻に入ると一挙に異文化の香り立ち込める場面が続き、サクッと読了。実にいい作品だった。TVでも放映したようで、機会があれば見てみたい。ハワンとの絡み、その傍らにいるビュスティア、そのあとの悲劇、スルタンと跡目を巡る争い。時が流れ、シナンに脂がのってきていよいよ建築総責任者に。ハーレムの後ろに蠢く女とその子の血と剣の暗躍。ロクセラーヌの凄味が際立っている。描かれるハンガリーの宿命(16世紀ではハプスブルグとオスマンの綱引き状態、オスマンの背後にサファヴィー朝が)アロイシンの最後が凄まじかった。2014/04/02

松本直哉

25
壮麗を極めたヴェネチアのサンマルコ大聖堂も、この建築家にとっては不完全で夾雑物にまみれている。人間の声は聞こえても神の声は聞こえない。キリスト教徒として生を享け、生き延びるためにイスラムに改宗したシナンの、かつて信じた宗教が、彼を裏切る。神だけを現前させる完全な建築物はいかにあるべきか、その思索は、後年かれが建設したモスクの、光あふれる球体となって結実する。キリスト教とイスラムのはざまに生き、陰謀の渦巻く宮廷で前人未到の仕事に身を捧げた建築家の、それは究極の信仰告白であったといえるだろう。2022/05/26

びっぐすとん

19
【私的冬季課題図書】下巻は怒涛の建築ラッシュ。物語を彩ってきた登場人物たちが次々と強制退場。天寿を全うするのが大変な時代だ。老境に入り若かりし頃誓った夢を実現させるシナン。この時代に100歳まで生きたからこそ叶えられた夢の神のいます場所。あぁ私もイスタンブールに行きたい、神を感じたい。キリスト教会は天国を具現化したかのようだが、イスラム寺院は神を感じる場所のようだ。神の名のもとに残虐卑劣な行動を取る人間に真の神の姿、声が感じられるはずはない。そこにあるのは人間の醜い怨嗟だけ。宗教心の薄い人間でもそう思う。2020/12/28

はかり

18
下巻をやっと読了、しんどかった。30歳の頃に聖ソフィァ寺院を上回る規模の寺院の建造を構想したシナンが80歳にしてようやく着手する。気の長い話だが、100歳まで生きたというから仕方がないところか。それにしても、夢枕はよくこんな話を描いたと感心する。2024/02/25

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