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出版社内容情報
「わたし日本のばかな妖怪をだまして反物にして日本人に売りつけるよ……」このままでは日本は中国妖怪たちの天下に!? 表題作ほか15話。〈解説〉足立倫行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
7
収録作の中にベックリンの描いた「死の島」が出てきた。水木氏は昔、この「死の島」に強く魅せられたことを他の本で書いていたが、そのまま持ってきてしまった(引用は他にも多いが)。鬼太郎が一人小舟に乗って死にに行く画になっているのだが、抜け抜けとしていると言うか、憎めないじいさんだと思う。解説で、「ねずみ男(の生き方)こそが庶民なんだ」と水木氏がかつて語ったことが明かされているが、鬼太郎よりねずみ男に愛着を持っているのは間違いないだろう。2015/02/25
Mark.jr
3
・今巻では、中国妖怪と総力戦をしたり、石になったりウンコになったり、はたまた進化した人類になったり赤ん坊になったり、鬼太郎は大忙しです。 ・「悪魔ブエル」のオチを読んだ時はビックリしました。それで一件落着なのかと。 ・最終回的な「その後のゲゲゲの鬼太郎」も収録されています。2巻も面白いですよ。2019/01/15
ねんごろ
2
相変わらず鬼太郎と、あと意外と目玉おやじの再生能力半端ない。何より自分を騙したり切り刻んだりしたねずみ男を割とすぐ許す寛容さがすごい。しかし鬼太郎って騙されやすいなw2016/07/06
たんこぶ
1
わかりやすい勧善懲悪な話ではないところがとてもいい。30年以上前の作品が今もなお読まれてる理由がわかった。公害、受験戦争、自殺者の増加といった当時の社会問題を風刺してるのがわかる。そういった視点で読んでみるのも楽しいと思う。やはりねずみ男がいいですね笑2014/05/18