内容説明
襲いくる加齢現象を嘆き、世の不条理にバカモーンと物申し、女友達と笑って泣いて、ときには深ーく自己反省。アガワの真実はオンナの本音。読めば気分が爽快になる。笑いジワ必至の痛快エッセイ。
目次
鏡の友
人生五訓
無視期限
苦言の重み
女の声
イメージ・ダイエット
音の影響
トゲトゲの気持
当世遊園地事情
サンダルの夢〔ほか〕
著者等紹介
阿川佐和子[アガワサワコ]
1953年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒。報道番組のキャスターを務める傍らエッセイや小説を執筆。99年、檀ふみとの往復エッセイ『ああ言えばこう食う』で第15回講談社エッセイ賞、2000年、『ウメ子』で第15回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こおり
10
阿川さん、ほんと大好きです。知的で育ちの良い方なのに、すんごいズボラなところもあったりして。さすがに胸当て下着の件はびっくらこいたけどね!もういちいちが面白くて通勤電車でニヤニヤしっぱなしでした。2017/04/10
桜もち 太郎
6
作者が「コツコツぐだぐだ」と書き続けたエッセイ集。スラスラスイスイと読むことができた。下着(ブラジャー)を3週間も替えずににつけているなんて!女を捨てた言動には笑ってしまう。「私を踏み台にしてますます明るく元気に歳をとってくださいませ」とあとがきにあるように、どこまでも明るく前向きに生きる作者の心根にホッとする自分がいた。「トゲありトゲなしトゲトゲ」という虫、見てみたい。2019/06/23
蝸牛
4
旅先のカフェのフリースペースに置かれていた一冊。 『サワコの朝』まさに阿川佐和子さん、そのままの語り口でおもしろかった。2025/05/31
akane
4
「こんなことでいいのかっ」と阿川さんが驚いたビオフェルミンよろしく、本書を読んだだけで、日々抱え込んでいたウツや肩こりまでがすーっと消えた。さながらサプリ本だった。文豪志賀直哉に師事したという弘之氏(私にとっては超すごい人!というイメージ)が、身内のためと称してさも優しそうに軽い荷物を持つくだりなど、ほんと可笑しい。何より驚いたのは、女性でありながら、不潔ととられかねない自身の話でも暴露してしまう彼女のサービス精神。しっかり地に足がついていなければ、なかなか出せない勇気だと思う。とてもチャーミングな女性。2017/04/28
もちほっぺ
4
お盆休みの帰省の電車で読了! 阿河さんの2冊め、表紙のとげとげくん?が可愛くてジャケット借りしました。婦人公論で連載されてたエッセイがまとまった本らしく、読み手の年齢層が上に設定されてるのかな?という感じ。 「孫の始末」に登場するおじいちゃんが人間力ありすぎて、心に残りました。2016/08/12
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