感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
41
よく通っている、オーケストラのトリビアや、音楽へのこだわりが詰まったエッセイで、興味深く読んだ。自分が演奏会で、人から見るとつまらない事と思われる疑問が結構解決した。一つだけ挙げると、コンサートホールには幕がない。団員は開始時間になるとゾロゾロ入ってくるんだけど、そのゾロゾロにも暗黙の順番があるんだって話。これいつも行くオケでも不思議だと思ってた。それと演奏家は一つの音を出すのにもこんな苦労をしているんだ。聴く方ももっと心して臨まねばと思った。2015/09/10
niyopiyo
7
すっごくおもしろかったー!N響の首席オーボエ奏者、茂木さんの若かりし修行時代の色々。ドイツ留学、オーケストラのオーディション、バッハ曲との出会い…。ギャグ交じりで笑いながら、どのエピソードもおもしろくて、未知の世界が楽しくて!そして演奏や音楽(曲)に感銘を受けた時の、その素敵な描写!!とっても良い本を貸してもらった~♪続きも楽しみ!てか、茂木さんの演奏、聴かなきゃっ。2015/12/21
ヤマセミ
1
N響のオーボエ奏者が、どうやって素敵なオーケストラと出会って修行したか、生き生きと描いている。しかも抱腹絶倒。まるで行き当たりばったりのいい加減なキャラみたいに書いているけれど、おそらく相当に謙遜な方なのだと思う。解説が筒井康隆というのもスゴイ。文章力を大絶賛している。2017/07/19
Arte
1
間に挟まるギャグが辛いが、筒井康隆な文体で描写されるオーボエ吹きのオーディションや修行の様子、有名オケに1年間仮採用になったが、調子に乗って他人に大口叩いて採用されなかったとか、オーケストラの公演が始まる前はみんな昼寝してるとか、休み時間の過ごし方とか、舞台にいるのでソリストの演奏をすぐ近くで聞けるとか、指揮者によって音楽が全然違う理由とか、非常に興味深かった。一番面白かったのは、演奏が始まってから何が起こるかを細かく描いた文章。当たり前だけど、ソロは緊張するんだ。2015/09/01
颯
1
やっぱり、さすがは茂木さん。うまいこと書くなあ。なんせオケがしたくなる、とにかく。シュツットガルトフィルを去るときのエピソードなんて、わたしもユースオケを引退したときのことを思い出して涙が出かかりましたぞ。笑いあり、涙あり。そのまんまだが、オーケストラは素敵なのだ。 電車で読む人は気をつけてください、まあ一度は笑いをこらえられなくなるはずです。2011/05/17
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