出版社内容情報
ニット界に独自の世界を拓いた一人の女性を主人公に、戦中・戦後の苦難の時代と昭和の繁栄期を描く。編み物一筋に生き抜いたニットデザイナー・斎藤都世子の半生の光と影に迫る。
内容説明
大阪で編み物を独習し、夫の戦死や幼子を抱えての苦難を乗り越え、ニット界に独自の世界を拓いたデザイナー・斎藤都世子をモデルに、日本人として初めてニューヨークのカーネギーホールでファッションショーを開くまでの彼女の波瀾万丈の半生を描く。
目次
家出
天来の人
日輪のなかに
暗転
邂逅
再婚
花蕊が降る
愛楽の糸
糸絵巻
カーネギーショー
著者等紹介
出雲井晶[イズモイアキ]
作家・日本画家。「日本の神話」伝承館館長。近年は、戦後消されていた「日本神話」の正しい伝承に取り組み、日本神話の真理を広める活動を展開している。神話普及の功労により、平成11年度文部大臣表彰。文化庁長官表彰、神道文化奨励賞などを受賞。画家として、日仏現代美術展、パリ・ル・サロン展など入選多数。内閣総理大臣賞、文部大臣賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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