中公文庫<br> 旧幕新撰組の結城無二三 (改版)

中公文庫
旧幕新撰組の結城無二三 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 204p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122045231
  • Cコード C1123

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Berlin1888

2
「自称新選組」結城無二三の息子による父親の伝記。この方、在京中に新選組に在籍したことが記録の上からは確認できないのに新選組や京都見廻組の在京中の動静についてむやみに詳しいという謎の人物。ただのホラ話とも思えず、いったい何者だったのでしょう? 素姓については疑問もあるんですが、明治になってからの旧幕臣の変転の人生はとても読み応えあり。幕末に生きた父親の世代を直接知っている著者なので説得力があります。坂本龍馬暗殺について今井信郎にインタビューした話もありますが「面白おかしく脚色しました」と告白。何と迷惑な…。2018/11/08

tkm66

0
「サムライ」の人生!2011/10/05

0
京都見廻組今井信郎の談話を記事にしたことで坂本龍馬暗殺の検証本ではお馴染みのお騒がせ記者結城禮一郎氏の著書。実父結城無二三の挫折続きの生涯を実子が書き記す。この方、末期の新選組に在籍したことは確からしいというだけで、本書のように京都時代からの幹部格だったという記録は他になく、それでいて今井信郎の顔見知りだったという怪人物。当初は法螺を吹いていたんじゃないかと疑ってましたが、本書を読んだ印象では著者が都合よく粉飾していたのかも? 実録なのか、フェイクなのか、ちょっと奇妙な読後感の一冊であります。星5つ。2024/06/12

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