出版社内容情報
エリート官僚の娘・門脇美紀子。彼女に求愛する三人の前途有望な三人の男たち。その男のうちの一人が何者かにホテルで殺害され、恋のゲームは死のゲームへと変貌を遂げていくのだった。
内容説明
北アルプス・槍ヶ岳の観光開発事業をめぐり、激しい受注競争を繰り広げる若手エリート、国井・村越・弓場の三人。彼らは事業の監督官庁の門脇局長の娘・美紀子にも接近し、その愛を射止めようと競うライバル同士でもあった。そして彼女とのゴールに最も近づいていた国井が殺害され、残りの二人に捜査陣の厳しい視線が注がれるが…。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県越谷市に生まれる。58年、青山学院大学英米文学科卒業。ホテル・ニューオータニに勤務し、67年退社。69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、76年『人間の証明』で角川小説賞を受賞
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感想・レビュー
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相田うえお
2
★★★☆☆なんちゃら殺人事件って、過去に色々読み過ぎて飽きました。
ベニシジミ
2
山に登る人間としては、軽装で、しかも人を頼って縦走しようとする美紀子の行動は許せないです。70年代の作品なので言葉遣いや男女観に違和感を覚えたが、ミステリーとして面白かった。2015/12/31
prophet-5
1
構成がしっかりしていて破綻や無理やりな展開がなく面白かった。 ただ、後の伏線の冒頭の3つのエピソードのうち、高層ホテルのエピソードは荒唐無稽過ぎる感じはした… 森村誠一は70年代に書かれた作品が好き。2013/05/29
蝉、ミーン ミーン 眠ス
0
読んでいて面白いは面白いけど他の森村誠一作品との違いがまったくないので来週ぐらいには内容忘れていると思う。2013/05/06
sat0m
0
★★★☆☆ 中学・高校時代の読書記録より。05.02.01読了。