出版社内容情報
日本の神話には、現代人が失いかけているおおらかな日本人の原型が描かれている。『古事記』のなかの十六篇を平易な文章と美しい挿絵で紹介した、絶好の入門書。
内容説明
日本の神話には、現代人が失いつつある、おおらかな日本人の原型が存在する。『古事記』のなかから「国うみ」「黄泉の国行き」「須佐の男の命」「天の岩屋戸」「八俣の大蛇」「国ゆずり」「海幸と山幸」などの十六篇を、平易な文章と美しい挿絵で紹介する絶好の入門書。神話のなかに登場する、泣き、笑い、そして謳う神々が紡ぎ出す壮大なストーリーは、単なるお伽話ではない、大切なメッセージを現代に生きる人々に訴えかけている。
目次
大宇宙のはじまり
国うみ=「日本の国のはじまり」
神うみ
黄泉の国行き
天照大神
須さの男の命
天の真名井の誓い
天の岩屋戸
大げつひめ
八またの大蛇
大国主の命
少名びこなの神
国ゆずり
天孫ににぎの命の天くだり
海幸と山幸
鵜葺草ふきあえずの命
著者等紹介
出雲井晶[イズモイアキ]
作家・日本画家。「日本の神話」伝承館館長。近年は、戦後消されていた「日本神話」の正しい伝承に取り組み、日本神話の真理を広める活動を展開している。神話普及の功労により、平成11年度文部大臣表彰。文化庁長官表彰、神道文化奨励賞などを受賞。画家として、日仏現代美術展、パリ・ル・サロン展など入選多数。内閣総理大臣賞、文部大臣賞などを受賞
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感想・レビュー
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ドシル
3
伊邪那岐尊、伊邪那美命、天照大御神、須佐之男命、大国主命...。 名前は知っているけど、どういう物語があったのか曖昧になっていたので日本の神話の本が読みたいと思った。 本当は古事記を手に取りたいところだけど...。 神社で見かける神様の物語、知るとやっぱり楽しい。でも、どこかで無茶苦茶な話だなぁと思っている自分もいたりする^^;;2016/05/21
Yuyu
3
題名の通り、とても読みやすいです。イザナギイザナミ、天照大神は何と無く知っていましたが、アメノミナカヌシノカミは初めて知りました。2013/06/01
ケイト
2
触れることの少なかった日本神話の世界。本文は少し宗教的な雰囲気がしたが、付録文に日本語の美しさを感じた。あとかぎに書かれた「日本の神話」の大切さ、心に留めておきたい。2016/08/02
春菜
1
古典の知識がなくても読みやすいです!簡単にさらっと神話を知ることができます。作者の言うとおり日本の教育はもう少し神話に関する授業があってもいいと思った。2013/11/14
てて
1
う~~~ん。ちょっとわかりにくかった。でも久しぶりに読んだ日本の神話は面白かった。2012/07/13