中公文庫
青山二郎の話 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 151p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122044241
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

骨董は女と同じだ。抱いてみなければわからない―透徹した美意識に支えられた審美眼の主として、異彩を放ち続けた青山二郎。その放蕩も含めて日常を見守った著者が、愛と尊敬と好奇心をもってささげるオマージュ。抑制されたやわらかな言の葉に、卓越したある時代の魂がたしかに宿る。

著者等紹介

宇野千代[ウノチヨ]
明治30年(1897)、山口県に生まれ岩国高等女学校を卒業後、単身上京。自活のため、婦人記者、筆耕、女店員など職を転々とするうち、芥川龍之介はじめ多くの作家に出会い文学の道を志す。大正10年、「時事新報」の懸賞小説に「脂粉の顔」が当選。『おはん』により、昭和32年野間文芸賞、33年女流文化賞。47年、日本芸術院賞受賞。平成2年、文化功労者に顕彰された
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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うちこ

6
わたしは特定の業界人が交流して褒めあっている映像を見たり本を読んだりすると、無理やり観客にされている自分がみじめに感じられて嫌な気持ちになることがあるのだけど、宇野千代さんのこういう本は好きです。 読み手のために登場人物が絞られ、「わたしたち」のノリで語らないように配慮されているのが存分に伝わるから。内省の弁のように書いてくれるから。 持ち上げて下げるようなことをしないって決めている抑制された書き方なのに、しっかりパンチもコクもある。このバランス感覚にいつもハートを撃ち抜かれます。 解説は安野モヨコさん!2024/03/19

可不可

1
昭和54年に、眼の人・青山二郎が亡くなった。戒名は、青山の代表作である著書『淘経』を組み入れた「春光院釈淘経」。作家の宇野千代はこうまとめる。「青山さんに接して、青山さんを好きにならない人は一人もいない。何故か。それは、何事をも説明せず、あらゆる瞬間に、最も直截簡明な行動しかとらない」からであるのだそうだ。 2021/01/31

三鷹台のすずめ

1
骨董はだいてみなければわからない。なる~。骨董詐欺の手の内を千代さんに教示するくだりがおもしろかった。いわく本物と贋作をまぜ、贋作に高価をつける 本物を高く買ってくれる人があらわれたとお金をわたし、ひきとる。贋作はそのまま。あれ私間違っている?こんな人はてをださないほうがいいということか。2015/07/25

麗子

1
好き。2013/05/14

yagian

0
こういう有閑階級って一定数存在した方が社会的な多様性が高まっていいんだろうけど。2012/05/22

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