出版社内容情報
隋の天下統一に始まり、大動乱を経て、玄宗と楊貴妃の悲劇まで、一世紀半におよぶ中国中世の華麗なる歴史絵巻。暴君、暗君、名将、猛将、忠臣、美女らが織りなす壮大なロマン。
内容説明
兄弟相撃つ“玄武門の変”を制して即位した太宗・李世民。彼の治世で国威は隆盛を極めた。だが寵を得たひとりの美少女が、やがて唐朝に大いなる波乱を招き寄せる…史上唯一の女帝・武后のもと、帝国の命運は!?隋の建国から唐の玄宗と楊貴妃の悲劇まで、一世紀半におよぶ治乱興亡を描く中国歴史物語。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月、熊本県生まれ。学習院大学大学院博士課程(国文学)修了。88年に『銀河英雄伝説』で星雲賞(日本長篇部門)を受賞
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感想・レビュー
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ジュンジュン
4
第四巻は貞観の治から、則天武后を経て、開元の治の終わりまで150年を一気に駆け抜ける。乱世の戦いはダイナミックだったが、治世の権力争いは陰険で、それが繰り返されるため、いささか食傷気味。一つの権力闘争をじっくり描いてくれていたら、感情移入もできて、また違った感想だったかもしれないが…。2017/10/20
紙魚
1
則天武后についてはよく知らなかったから期待していたけど、ただの暴君としか描かれていなくてちょっと残念. 結局功罪あったけど読み物として罪の方だけピックアップしたのか, それとも中国歴代王朝唯一の女帝という点しか取り上げる点がなかったのかよくわからないままだ.2017/06/03
ガミ
0
これまでの三冊で人情味を見た分、本書の残虐面には驚きを隠せません。武則天の話は別の書物で知っていましたが、これだけえげつないとは。ある女性が武則天に嫌な思いをさせたとはいえ、処刑の仕方が怖いです。これが当時の人の思想で当たり前だったんでしょうね。ですが、この女帝のずる賢さと大胆な考えは当時の中国では、重要だったんだろうなー。2006/03/17
亀様
0
前半は貞観の治あたりが書かれていて読んでいてとても楽しいです。後半は則天武后の話ですね。2004/12/12




