中公文庫<br> 美味放浪記 (改版)

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中公文庫
美味放浪記 (改版)

  • 檀 一雄【著】
  • 価格 ¥984(本体¥895)
  • 中央公論新社(2004/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122043565
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C1195

出版社内容情報

国内国外を問わず、著者は美味を求めて放浪し、その土地その土地の人々の知恵と努力を食べる。私たちの食生活がいかにひ弱でマンネリ化しているかを痛感せずにはおかぬ、剛毅な書。

内容説明

およそ咀嚼できるものならば何でも食ってしまうというのが人類の大きな特質であるが、わけても著者はその最たるもの。先入観も偏見も持たず、国内国外を問わず、著者は美味を求めて放浪し、その土地土地に根付く人々の知恵と努力を食べる。現代に生きる私たちの食生活がいかにひ弱でマンネリ化しているかを痛感させずにはおかぬ、豪毅なエッセイ集。

目次

国内篇(黒潮の香を豪快に味わう皿鉢料理(高知)
厳冬に冴える雪国の魚料理(新潟・秋田)
郷愁で綴る我がふる里の味覚(北九州)
中国の味を伝えるサツマ汁(南九州)
日本料理・西洋料理味くらべ(大阪・神戸) ほか)
海外篇(サフランの色と香りとパエリアと(スペイン)
初鰹をサカナに飲む銘酒・ダン(ポルトガル)
迷路で出合った旅の味(モロッコ)
チロルで味わった山家焼(ドイツ・オーストリア)
味の交響楽・スメルガスボード(北欧) ほか)

著者等紹介

檀一雄[ダンカズオ]
1912‐1976。山梨県生まれ。幼年期を九州柳川で過ごす。東京大学経済学部卒。在学中の1933年、小説『此家の性格』を同人雑誌「新人」に発表。太宰治、坂口安吾らとともに文学活動を始める。1937年、処女作品集『花筺』を出版。1944年に報道班員として中国戦線へ。同年、『天明』で、野間文芸賞受賞。1950年『リツ子・その愛』『リツ子・その死』を出版。同年、『長恨歌』『真説石川五右衛門』で、直木賞を受賞。1976年には『火宅の人』で読売文学賞受賞。同年、死去。1951年以降、世界への放浪を繰り返しながらの作家生活だった
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感想・レビュー

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metoo

64
「ワケ」はイソギンチャク。味噌煮や味噌汁が美味。未経験だ。タジン鍋、シシカバブ、アヒージョ、北京ダッグ。今でこそ日本にいても海外の料理が手軽に味わえる。しかし本書は「国内編」が昭和40年に「海外編」が47年に雑誌「旅」に連載されたもの。古さ感じず、むしろ溢れ出すパッションと知識を、太宰治と繰り出す夜店で食べる毛蟹など、過去の思い出や女遍歴も含め、取り留めもなく書き散らすが愉快。仏編で「私の料理は『世界最底辺料理』」と自虐するが、何をおっしゃる、素晴らしい腕前。タラップを降りてまず市場に向かう檀氏にときめく2017/07/20

たまきら

19
この本大好き!とうの昔に表紙を無くしてしまっているので、もうこの本かどうかも定かではないんですが…。この本をもとにしたドキュメンタリーを楽しく見たのもずいぶん昔だ。いまだに青魚のサンドイッチをはじめて作った時の感動は忘れられません。今も作るたびに檀さんのことを考えます。2017/02/16

じゃがいも

16
日本と世界各地の食べ歩き。土地々での出会いと行き当たりばったり出たとこ勝負の豪気な旅。 あとがきが短くてすごくいい。 「そこに人だかりがしていれば、その喧騒に埋もれるようにしながら飲んだり喰ったりしているだけのこと」、 「とりとめもなきく喰べ歩いたまま、その時々に書き散らしたものを、すすめられるままに、ここに集計してみただけのことだ。」 「・・この雑多な、目出度い、人間の飲食のありさまを形作ったことを、喜びたいのである。その喜びの次第を、二十世紀末の、日本の一放浪詩人として、証言しておきたいのである。」 2019/12/08

sabosashi

9
著者の尋常ならざる放浪・漫遊および雑食の豊かさのまえでは、わたしのとぼしい経験なんて吹けば飛ぶようなもの。今さら何をいわんや。しかしながらすでに半世紀、ここで描かれているのはほとんど異国といってもいいようで、釣られて現地へ飛んだからといって、目指すものにありつけるか、おおいに疑問。  拾い読みはしたことはあったものの、通読ははじめて。はじめに気になったのは高知の「さつま汁」で、たしかこれは大江の「緑の木」にも出てくる料理のはず。ニホンの食の豊かさにあらためて瞠目させられる。2021/03/25

まぶぜたろう

5
1ヶ月くらいかけて読んでた。50年前のグルメ本だが意外に面白い、と言いたいところだが、意外でも何でもなく、そう面白かない。日本編は料理名がほとんど一行おきに出てきては「うまい」の一言で片付けられるし、海外編でようやく紀行文のような体裁が整い面白くなるかと思ったら、50年前の海外事情を読まされてもなぁ、って感じで、どう考えても石田ゆうすけの方が面白い。当時はこの手の海外紀行が珍しかったんだろうね。■何はともあれ、50年前の文士ってのは贅沢かつのんびりしてたのね、ってのが一番の感想つーのはどうなの。2022/03/07

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