出版社内容情報
一回死んで不思議な「力」をもった女子高生・笹倉里加は、同級生の心中事件、父親の不倫騒動解決に「力」を発揮するが―。16歳は笑って、泣いて、恋して、オトナになります。
内容説明
体育の日に川に落ち、「あの世」へ行きかけた高校生の里加。生き返って目を覚ますと、不思議な「力」がそなわっていた!一体誰が里加をつき落としたのか?単身赴任する父や妹の秘密、ボーイフレンドや友達を巻き込む幾つもの危機、そしてついに殺人が!!16歳は泣いて笑って恋をして、不思議な「力」で解決します。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年「幽霊列車」でオール読物推理小説新人賞を受賞し、サラリーマンから作家業に専念する。80年には『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞を受賞。「三毛猫ホームズ」「幽霊」「三姉妹探偵団」「花嫁」など人気シリーズを多数持ち、著書は四〇〇冊を超えた
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鍵ちゃん
9
体育の日に川に落ち「あの世亅へ行きかけた高校生の里加。生き返って目を覚ますと不思議な「力亅がそなわっていた!一体誰が里加をつき落としたのか?単身赴任する父や妹の秘密、ボーイフレンドや友達を巻き込む幾つものキケン、そしてついに殺人が!16歳は泣いて笑って恋をして不思議な「力亅で解決する。2020/12/19
fumikaze
8
久々に赤川次郎を読んだ。といっても2002年の作品。相変わらず呆気なく人が死に、おじさんは若い女性と不倫をし、主人公は勇敢な16歳の女子高生。後味は余りすっきりしなかったが、いつものごとくハラハラさせられ一気読みしてしまった。2014/11/16
読み人知らず
6
最初はよくあるハートウォーミングでいくかとおもいきや、結構血なまぐさい展開になりました。最後はハッピーエンドにしてるけどどうだろうかなあ。2015/05/17
kaizen@名古屋de朝活読書会
6
一度死にかけて,生き返った少女。 有体離脱の能力を身につける。 さまざまな事件に巻き込まれ, 赤川次郎らしく,それぞれの事件が少しづつ重なり合う。 編み物の縦糸と横糸のようにからみあって, 1つの図柄を生み出す。 家族の絆。 夫婦,親子,姉妹兄弟。 仕事,犯罪,学校。 生活の中での歯車の食い違い。 銃口は誰に向いているのか。 主人公の透明感ある性格が赤川次郎らしい。 事件の解決が中途半端なところが赤川次郎らしい。 本作品で何がいいたかったのか,分からないが読んでしま2011/08/16
かりんとー
5
赤川次郎だなあ。赤川次郎ってデビューから、うまくも下手にもならず、ずっと同じレベルの作品を書いてるんだなあ。2015/05/04