中公文庫<br> 同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった

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中公文庫
同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった

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  • サイズ 文庫判/ページ数 231p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122043176
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

内容説明

1935年に生まれた世界的指揮者とノーベル賞作家。この日本を代表する二人の巨匠は、同じ時代を少年として生き、芸術をこころざし、選ばれ、そしていま喜びをもって新しい世代を送り出す側にまわっている。「今のうちにもっと語りあっておきたい―。」この思いが実現し、2000年に対談は行われた。

目次

僕らは同じ年に生まれた(大江健三郎)
若い頃のこと、そして今、僕らが考えること
芸術が人間を支える
“新しい日本人”を育てるために
語り合えてよかった(小沢征爾)

著者等紹介

小沢征爾[オザワセイジ]
1935年中国・奉天(現瀋陽)生まれ。桐朋学園短期大学卒。故斎藤秀雄氏に師事。59年、仏・ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ニューヨーク・フィル副指揮者を振り出しに、トロント響やサンフランシスコ響の音楽監督を歴任。73年からはボストン交響楽団の音楽監督を務めながら、ベルリン・フィルやパリ・オペラ座にも客演。サイトウ・キネン・フェスティバル松本総監督。2002年より、ウィーン国立歌劇場音楽監督

大江健三郎[オオエケンザブロウ]
1935年愛媛県生まれ。東京大学仏文科在学中の57年に、大学新聞に発表した『奇妙な仕事』で作家デビュー。58年『飼育』で芥川賞受賞。67年『万延元年のフットボール』で谷崎潤一郎賞、73年『洪水はわが魂に及び』で野間文芸賞、82年『「雨の木」を聴く女たち』で読売文学賞を受賞。94年に川端康成に次いで日本人として二人目のノーベル文学賞を受けた
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

109
同じ年に生まれた二人が65歳の時同時にハーヴァード大から名誉博士号を受けた記念の対談集。小沢の自由闊達な語りに対して大江が話題提供、議論のリードを行う進め方だったが、両人の個性が溢れて最初から最後まで興味溢れる対談だった。大江が文学者的に問題の提起、分析、方向づけを行おうするのに対し、小澤征爾は直感的な天才的ひらめきを駆使して縦横無尽に音楽世界を語る…。今後も、何度も読み返すべき対談集であると思う。2024/04/02

kaoru

83
ともに1935年生まれで相次いで亡くなった二人の巨匠の2000年の対談。音楽と文学についてのみならず文化全般について幅広く語られている。日本の未来についてのお二人の意見に関し、その先見性に驚いたが、特に小澤氏は海外の聴衆に接し日本を相対化して見ているせいか。ともに「個」の大切さを力説し、教育の重要性を唱えている。「読むことに熟達した人は本当に良い演奏家を心の中に持っている」「どんな若い作家にも自分は人間を支える文学を作っているんだという意識を持ってもらいたい」という大江氏の言葉。「グローバル」という→2024/06/23

けんとまん1007

66
文学と音楽という世界の巨人の対談。共通する点が多いことに納得する自分がいる。お二人の業績は言わずもがなである。その根底にあるものは何だろう?自分自身の思いを大切にすることもあるが、地に足のついた視点だと思う。グローバル云々ということばかり言いながら、実際の思考・行動はその反対であることが多い。それ自体の危うさ・脆さについての件が頷ける。まずは、自分の住む所にある素晴らしいものへ目を向けることから始める。そこから、次が始まるということ。この対談がなされた2000年から、状況は変わっていないどころか、逆かも。2024/02/19

メタボン

35
☆☆☆★ 音楽についての話は当然小澤征爾の方が面白いが、大江健三郎もなかなか造詣が深く、この二人の対談だから、深い芸術論となったのだと思う。たまに顔を出す大江の息子、光もなかなか良い耳を持っているようだ。二人とも86歳。大江はもう小説を書かなくなったのだろうが、最後に短篇でも良いので、書いてほしい。2021/08/17

さきん

22
小澤氏の音楽に関係する話は面白かった。大江氏は、小澤氏の話にうまく合わせているようだが、小手先の印象を受けた。あまり対談が得意ではないかもしれない。2017/02/24

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