内容説明
1935年に生まれた世界的指揮者とノーベル賞作家。この日本を代表する二人の巨匠は、同じ時代を少年として生き、芸術をこころざし、選ばれ、そしていま喜びをもって新しい世代を送り出す側にまわっている。「今のうちにもっと語りあっておきたい―。」この思いが実現し、2000年に対談は行われた。
目次
僕らは同じ年に生まれた(大江健三郎)
若い頃のこと、そして今、僕らが考えること
芸術が人間を支える
“新しい日本人”を育てるために
語り合えてよかった(小沢征爾)
著者等紹介
小沢征爾[オザワセイジ]
1935年中国・奉天(現瀋陽)生まれ。桐朋学園短期大学卒。故斎藤秀雄氏に師事。59年、仏・ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ニューヨーク・フィル副指揮者を振り出しに、トロント響やサンフランシスコ響の音楽監督を歴任。73年からはボストン交響楽団の音楽監督を務めながら、ベルリン・フィルやパリ・オペラ座にも客演。サイトウ・キネン・フェスティバル松本総監督。2002年より、ウィーン国立歌劇場音楽監督
大江健三郎[オオエケンザブロウ]
1935年愛媛県生まれ。東京大学仏文科在学中の57年に、大学新聞に発表した『奇妙な仕事』で作家デビュー。58年『飼育』で芥川賞受賞。67年『万延元年のフットボール』で谷崎潤一郎賞、73年『洪水はわが魂に及び』で野間文芸賞、82年『「雨の木」を聴く女たち』で読売文学賞を受賞。94年に川端康成に次いで日本人として二人目のノーベル文学賞を受けた
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感想・レビュー
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まふ
kaoru
けんとまん1007
メタボン
さきん