出版社内容情報
全ての物語はギリシアから始まる。国際化の時代を背景に、西欧文化の根本であるギリシア神話を、マンガ界の第一人者が渾身の力で描く！ 〈解説〉西村賀子
内容説明
ヨーロッパ文明の一つの原点となるギリシア神話全話を大家・里中満智子が流麗なタッチでコミック化。
著者等紹介
里中満智子［サトナカマチコ］
１９４８年、大阪市生まれ。６４年『ピアの肖像』により第１回講談社新人まんが賞を受賞し、１６歳でデビュー。翌年、単身上京、漫画家生活に専念する。７４年『あした輝く』などにより第５回講談社出版文化賞児童まんが部門賞、８２年『狩人の星座』により第６回講談社漫画賞を受賞。近年はエッセイも手がける。漫画家協会常務理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
19
漫画。むずかしーーーっ。誰が誰やらさっぱり分かりません。日本書紀や古事記も断念したけれど、ギリシャ神話はもっとハードルが高かったです。2014/01/29
如月
12
ギリシャ神話がマンガで、解りやすく描かれている。 2015/09/21
モッタ
12
★★★★★ 綺麗にまとまっていてわかりやすい。ギリシア神話を体系的に学びたいと思っていたので、とても参考になる。この本を読んだかぎりでは、神々の中でアポロンが一番共感できて好き。紳士で、音楽好き。音楽の神ともいわれている。2012/04/22
Nana
8
日経新聞の私の履歴書を著者が連載している。これが大変面白く、どのような作品があるかWeb検索して本書を知った。 ロシアとウクライナを中心としてヨーロッパで起きている戦争は宗教戦争の側面を持つと、新聞記事やテレビ番組の解説で知った。 神のために人が戦うなら、神もまた戦っているはず。漠然と神話に興味を持っていた。 好戦的で自己中心的で、賢く美しく魅力的で傲慢なヨーロッパ人。ギリシャ神話を知れば彼らを理解できるのではと考えて手に取った。 パンドラの章は涙が出た。 各章の終わりに記されているこぼれ話も面白い。2022/05/07
viola
8
メンバーさんが読まれていて、気になっていたギリシャ神話の漫画です。ないだろうと思っていたら、図書館にあるものですね～。ギリシャ神話が凄く好きで一通りの流れは押さえているつもりだけれど、改めて絵になっているものを見ると凄い物語ですね・・・。特に前半の近親相姦ぶりは凄い。コラムがなかなか詳しく、分かりやすいです。入門書としてもとても良さそう。パンドラの箱が壷になっており、アシスタントに「圧力鍋？」と言われたというちょっとしたエピソードがツボでした（笑）2011/07/02
