出版社内容情報
ベトナムの戦場でネズミを食い、ブリュッセルの郊外の食堂でチョコレートに驚愕する。味の魔力に取り憑かれた小説家の世界中での美味との出逢い。
内容説明
ベトナムの戦場でネズミを味わい、ブリュッセル郊外のレストランでチョコレートに驚愕する。アマゾンの奥地でピラーニャの刺身に挑戦し、ニューヨークではソフト・シェル・クラブをポン酢にからめて頬ばる。味覚の魔力に取り憑かれ、旅に暮らした小説家が世界各地での美味との出逢いを綴る。
著者等紹介
開高健[カイコウタケシ]
1930(昭和5)年、大阪市天王寺生まれ。大阪市立大学在学中、いろいろの職業につき、卒業後、寿屋(現サントリー)の雑誌『洋酒天国』を編集。57(昭和32)年、「パニック」「巨人と玩具」「裸の王様」を発表。翌年、第三十八回芥川賞受賞。人間の原点と社会の組織に目を向け、現代社会と取り組むエネルギッシュな作家的姿勢を一貫して保つ。89(平成元)年没
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