中公文庫コミック版 我が名はネロ 〈１〉

安彦良和

中央公論新社（2003/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 248p／高さ 16cm
• 商品コード 9784122042421
• NDC分類 726.1
• Cコード C1179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[すがし]

全２巻読了。歴史モノは美術や考証を見るのも楽しいが、この作品はわずか２冊の中につめこまれたローマの風景の美しさにただ息をのむばかり。そして人物と人間（じんかん）で織り成される物語。無能でも残虐でもなく、むしろ明晰で心優しいが、繊細で文学青年肌の若きネロが、悪意というほどの明確な相貌も持たない運命の不条理の中で破綻し堕落していく様が憐れでならない。また下巻で描かれる「クォ・ヴァディス」のシーンの圧倒的な感動は忘れがたい。歴史的な一作と言っても過言ではない。

2012/09/18

[endlessdiscover]

「ローマ人の物語」でネロの話を読んだことあるけど全然違うけど、絵があると分かりやすい。

2013/12/25

[フゥドゥ]

悪名高き皇帝ネロの漫画です。 結構面白いです。 「あー悪い奴なんだー」と風評だけで早合点せず、とりあえずは人生を学んで見ませんか？ 前半生。 家庭環境の複雑さや皇帝登壇にいたるまでの｢名君ネロ」の時代の話

2005/10/09

[k_samukawa]

久々に再読。いい時の安彦良和はホント面白いよなぁ。ダメな時はダメダメだけどw

2012/03/01