内容説明
戦争終結につき苦慮する指導者たち、敗戦、東久迩内閣の成立、近衛文磨の自殺―昭和二十一年十月十七日まで綴られた日記は、ゆれにゆれる日本の中枢の動きを余すところなく記録する。はたして情報は天皇に達したのか。
著者等紹介
細川護貞[ホソカワモリサダ]
1912年生まれ。細川護立の長男として東京に生まれる。昭和11年、京大法学部卒業。企画院嘱託となり、15年、近衛文磨首相秘書官に就任。18年、近衛の意を受け、天皇に国情の実際をしらせるべく高松宮に各種情報を報告する任務につく。東久迩内閣無任所大臣秘書官を経て、21年、東洋繊維監査役、24年、十条製紙監査役に就任。永青文庫顧問、日本いけばな芸術協会会長、日本工芸会会長などを歴任
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