内容説明
古代、出雲大社の本殿は“塔”であった。天空にそびえたつ塔は、しばしば顛倒を繰り返す。あるときはその高さのゆえに、そしてまたあるときは朝廷を脅かすために…。神社とは何をするところなのか?人々は神社に何を求めたのか?大社を祀る人々の葛藤を活写し、知られざる歴史を紐解く。
目次
序章 参詣
第1章 本殿の顛倒と鳴動
第2章 神仏混淆と争い
第3章 正殿式本殿への願望
第4章 寛文の造替
終章 出雲の塔
著者等紹介
祖田浩一[ソダコウイチ]
1935(昭和10)年、島根県に生まれる。早稲田大学を卒業
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