中公文庫
古代出雲 巨塔の謎

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122040717
  • NDC分類 175.973
  • Cコード C1121

内容説明

古代、出雲大社の本殿は“塔”であった。天空にそびえたつ塔は、しばしば顛倒を繰り返す。あるときはその高さのゆえに、そしてまたあるときは朝廷を脅かすために…。神社とは何をするところなのか?人々は神社に何を求めたのか?大社を祀る人々の葛藤を活写し、知られざる歴史を紐解く。

目次

序章 参詣
第1章 本殿の顛倒と鳴動
第2章 神仏混淆と争い
第3章 正殿式本殿への願望
第4章 寛文の造替
終章 出雲の塔

著者等紹介

祖田浩一[ソダコウイチ]
1935(昭和10)年、島根県に生まれる。早稲田大学を卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月光密造者

1
所謂トンデモ本と思いきや、出雲大社倒壊の記録を丹念に洗い出し、そこから中央と出雲の確執、出雲の神主同士の争いなど、表面化しない歴史を拾い上げた、奇妙で貴重な文庫本だった。資料的価値は高いと思う。2012/05/09

Kenji Uchida

0
出雲の古代史が出雲大社を中心に興味深く記されている。寺社間領地争い、権力闘争、駆け引き、横暴、神仏融合、神仏分離、国造の分裂などなど。とにかく出雲古代史に興味のある方は必見である。文句なく面白い。2012/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1867330
  • ご注意事項

最近チェックした商品