内容説明
猫のはじめる商売としてスープ屋ってのは悪くない。―音楽を聴かせるとスープが美味しくなるわけ、月を凍らせて飲むスープなど、「ナンセンスープ」の詩と、ダヤンたちも大好きな食べられるスープのレシピ。
目次
猫のはじめる商売として
DAYAN’S SOUP
スプーンとすっかり仲良くなって
指貫でのむ小人のスープ
スープに音楽をきかせると
海辺の宿に泊まりにきたら
カシガリ山の3人の魔女
風も凍る冷たい夜は
ISTO DANCE
月曜日にのむのは〔ほか〕
著者等紹介
池田あきこ[イケダアキコ]
東京吉祥寺生まれ。青山学院短期大学卒業後、革小物のデザイン、制作を手がける。1983年、革小物専門店「わちふぃーるど」をオープン。猫のダヤンが人気のキャラクターとなる。この頃からダヤンを主人公に物語を描き始める。1988年『ダヤンのおいしいゆめ』で絵本作家デビュー
佐藤かずよ[サトウカズヨ]
山梨県生まれ。お茶の水女子大学家政学部を卒業後、フリーライターとして料理・育児関連の仕事をする
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
19
前半はスープにまつわるダヤンの楽しい物語、後半はダヤンをはじめとするわちふぃーるどの仲間たちが考案したスープに佐藤かずよさんがレシピをつけてくれました。例えば「オルソンさんの畑の掘り出し物」というスープはじゃがいもと長ねぎのスープ。「ワルプルギスの夜のごちそう」というスープはオニオングラタンスープ。「森の中のお昼寝スープ」はパパイヤのスープといった具合です。鍋でコトコト煮込むスープはこれからの季節にピッタリですね!どのスープも美味しそうでした♪★★★★2011/10/03
asa
6
ダヤンの紀行シリーズ以外が初。大人向けの絵本って感じで後半は美味しそうなスープにレシピ集、ダヤンの世界ならではのネーミングとか意外と好きだな~。2012/03/04
閲覧室
6
イラスト+レシピの2部構成。パキッとしたタッチで描かれたダヤンに猫の二面性を見て独り身悶える。レシピはザックリ感に男の料理を感じた。妹がパンを焼いてくれるので僕はスープを担当してみようか。そして湧き上がる物欲。give meハンドブレンダ。2011/03/25
遠藤三春
5
ダヤンのかわゆさはともかく。スープストックとはなんぞや。試してみようと思うレシピことごとくスープストックだものな。調べてみたら、まあ野菜なんかをまとめて煮てだしを作るのか。。味噌汁だと出汁は昆布だしとか売ってるけど、洋食だものなあ。てかどうせ野菜煮るんだし、水でも大丈夫かな。2012/02/06
ふみづき
5
絵と文章の兼ね合いが絶妙です。スープを研究するダヤンの絵のかわいいこと!前半はわちふぃーるど×スープのお話。マザーグースのように軽妙な文章です。後半はスープのレシピ。この本、買ってから何年も経つけど、全っ然作ってないな・・・w2010/04/12