中公文庫<br> サハロフ回想録〈下〉ペレストロイカの父として

中公文庫
サハロフ回想録〈下〉ペレストロイカの父として

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122039711
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1123

内容説明

反体制派に転身し、人権擁護と世界平和への信念に満ちた発言を強めていく。軍事研究から遠ざかり、一九七五年ノーベル平和賞を受賞。売国奴との非難とゴーリキー流刑の嵐を乗り越え、ペレストロイカで復帰した流転の後半生を語る。

目次

転機
『進歩、平和共存、知的自由に関する考察』
クラーワの死
反体制派の世界
人権委員会
「ブレジネフへの手紙」(メモランダム)
宗教の自由、移住の自由
わが妻リューシャ
詩人たち
ヤキール裁判など〔ほか〕

著者等紹介

サハロフ,アンドレイ[サハロフ,アンドレイ][Sakharov,Andrei]
1921‐1989。モスクワ生まれ。1942年モスクワ大学卒業、45年科学アカデミー物理学研究所に入り、水爆開発研究に従事。53年水爆開発の成功により科学アカデミー会員に選出。核実験の放射能の影響を憂慮し、63年の部分的核実験停止条約締結に尽力。この頃から宇宙論に関する論文を発表し始める。68年「進歩、平和共存、知的自由に関する考察」を発表、軍事研究から遠ざかり、以後、人権擁護活動に活躍。75年ノーベル平和賞受賞。80年ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議してゴーリキー市に流刑。86年流刑を解かれ、モスクワに帰り、最高会議代議員に選出される

金光不二夫[カネミツフジオ]
1927(昭和2)年、東京都文京区生まれ。1953(昭和28)年、東京外国語大学ロシア語科卒。東京経済大学講師。ソ連問題研究家。2000(平成12)年没

木村晃三[キムラコウゾウ]
1934(昭和9)年、栃木県足利市生まれ。東京外国語大学卒業後、1957(昭和32)年、読売新聞社入社。プラハ特派員、モスクワ支局長などを経て1984(昭和59)年から1994(平成6)年まで編集委員。1995(平成7)年から中央大学総合政策学部教授
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