出版社内容情報
色男・丹次郎をめぐって許嫁とふたりの芸者が繰り広げる恋と笑いと人情の万華鏡。当時の若い女性読者を夢中にさせた為永春水の人情本をコミック化。
内容説明
丹次郎―遊郭唐琴屋の婿養子、19歳のやさ男。米八―売れっ妓芸者、20歳のお姉さまタイプ。お長―16歳、唐琴屋のうぶなお嬢さま、丹次郎の許嫁―三人が繰り広げる、意地と人情の大江戸ラブコメディー。切ない想いを胸に秘めつつ、恋の大暴走はもう止まらない!?平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
著者等紹介
酒井美羽[サカイミワ]
1956年、熊本市生まれの湘南育ち。1977年、白泉社が主催する新人漫画賞、第二回アテナ大賞に応募した『ロリオン』が第二席に入賞。78年『2年の春』でデビューする
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
15
図書館で借りて読了。どうなるのかと思っていたけど、丸く収まってハッピーエンド?2018/12/23
aisu
10
「しゅんしょくうめごよみ」1832〜3年、為永春水による人情本。芸者と、うぶなお嬢様だった許嫁の二人の女が一人の男を巡っての恋の意気地と逢引。今のレディコミみたい(男が見目はいいがどっちつかずの上、無職…女がしっかりしていて貢いでいる…)。主人公達や他の登場人物の掘り下げもあり、話がテンポ良くどんどん膨らんでいき、最後はやや強引にまとめている。自らの意思で行動する作中の女性達は若い女性読者の共感を得て、「女性の生き方を描いた最初の江戸小説」と評されているそうだ。2024/01/07
ちゃりんこママ
10
酒井美羽さんの時代劇漫画!!上手いよ。
greenman
8
天保期(1830-1844)に書かれた本書は江戸時代も終わりになってきた江戸の風俗と情、恋愛が描かれている。が、その恋愛はベタな展開というか、甘々なというか、恋愛のストーリーをとにかくロマンティックに妄想し続けたという内容になっている。もちろんそこにはリアルな心の機微とそれが生み出す行動の大胆さが含まれているけれども、都合良すぎる展開はまさに少女マンガな内容だ。でも同時に主人公の丹次郎にも都合が良すぎる。それらは作者の酒井美羽氏のおかげなのか、原作者のせいなのかは調べていないのでわからない。2013/01/22
ふろんた2.0
6
★★★2015/02/03
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