内容説明
コーランにつぐ「聖典」、ブハーリーの“ハディース”。
目次
証言
調停
契約の条件
遺言の書
聖戦
五分の一の規定
人頭税
創造の始め
預言者達
傑出した者達
預言者の教友達の美点
著者等紹介
牧野信也[マキノシンヤ]
1930年、千葉市に生まれる。慶応義塾大学の学生時代より、イスラーム研究の碩学井筒俊彦先生に師事。1960年、同大学大学院文学研究科(東洋史学)博士課程修了。61年、東京外語大学アラビア語学科創設にあたり、同大学専任講師を経て教授。93年、杏林大学教授。東京外国語大学名誉教授。文学博士。著書に『創造と終末―コーラン的世界観の構造』『マホメット』『イスラームとコーラン』『アラブ的思考様式』『イスラームの原点』。訳書に『アラブ古詩抄』、T・イヅツ『意味の構造』など
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感想・レビュー
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ヴィクトリー
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「聖戦」が含まれる巻の為か入手難で、これのみ図書館で借りた。と言っても、聖戦に関る事柄が含まれる伝承があるだけで、特に他の巻と変わりは無い。むしろ4巻の「遠征」の方が戦ごとに伝承がまとめられて読み易かった。ここではむしろ他の「五分の一の規定」での戦利品の扱いや、「預言者の教友達の美点」が面白かった。特に、後に2代目カリフとなるウマルが、他の伝承からでも感じられるその荒々しさから、ムハンマドの元に集っていた女達に怖れられて、それをムハンマドが笑った、と言う伝承が微笑ましくてよい。2012/04/02
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