内容説明
自然との関わりが薄れ、月に親しむ機会や余裕をなくしたかにみえる現代人。しかし、月は人の体調や生活リズムに多大な影響を与えている。人の生死と月の関係や旧暦カレンダーの意義など、古今東西の文献を検証し、月の神秘、不思議さと人間の関係を考察する。2001年度月の旧暦カレンダー付。
目次
序章 月の時代
第1章 月をたのしむ(月の七不思議;月とバイオリズム;月と女性;月に住む生き物 ほか)
第2章 月とこよみ(宮沢賢治の月;太陰太陽暦(おつきさんとおひさんのこよみ)
新暦のナンセンス
二十四節気と七十二候 ほか)
第3章 月とまつり(旧暦正月十五日(上元)
綱引き・石合戦
旧暦七月十五日(中元・孟蘭盆会)
旧暦八月十五日(仲秋節) ほか)
終章 アジアの月と暦が甦った
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆぅ
3
月と暦と風習や伝承。中国の話が多い印象。日本の月にまつわる歴史をじっくり読みたいな。2020/06/07
やまゆ
2
月が人間にもたらす様々な影響をもう少し深く知りたかったのですが、広く浅くの感じでした。そのかわり知らなかった祭や伝承も読めたので、良しとしましょう。2012/04/29
双葉
1
月に関する様々な行事や伝承、仮説や実際の影響などを、世界中の国を例にとって紹介。そして、古代から縁の深い月と太陽を元にして作られた旧暦(太陰太陽暦)の大切さを説く本。ラスト辺りは中国と韓国の行事に固執しすぎているきらいもなきにしもあらず。結局、もう少しゆっくり夜空を眺めてみませんか?っていうことかな。(^^)2011/10/16
Kyouko Yona
0
私がもし「月」だったら、いやあ、そんな、たまたまやねん、実力っていうか運もあんねん/// みたいに照れてしまうべた褒め本。 女性性との関わりは古くから言われているが、月経や出産にかんしては興味深く読めた。 あと月の各名称は、やはり美しいな。2013/10/27




