出版社内容情報
楠木正成や佐々木道誉、高師直など、伝統的な秩序を乗り越えて自己の欲求実現を追求する「新しい」武将たちを、劇画界の巨匠がいきいきと描き出す。
内容説明
楠木正成や佐々木道誉、高師直など時代を動かす男たちの物語―。旧来の権威が揺らぎ、社会が大きく転換する南北朝対立の時代に登場した、伝統的な秩序を乗り越えて自己の欲求実現を追求する「新しい」武将たちをいきいきと描く。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
てつのすけ
40
最初、足利尊氏は後醍醐天皇側だったのに、後醍醐天皇の敵となった。天皇が絶対的な存在であるなら、天皇の敵は滅ぼされて当然だと思うのだが、そうはならなかった。うぅ~ん、複雑だ!もっと歴史を知らなければならないと、あらためて思った。2020/05/23
花林糖
17
(図書館本)新田義貞・楠正成。登場人物の殆どが悪人顔に見えてしまう。2017/06/14
fu
14
新田義貞、楠正成等武将の戦いぶりと最期。軍記物にしてよくもこれだけ細かい描写で描けるものだ。太平記は登場人物が多くて、時々頭の整理が必要になる。2015/12/12
あんさん
12
中巻は、後醍醐帝の京還幸、公家一統の政治(建武新政)、大塔宮の流罪、相模次郎時行(中先代の乱)、新田足利の確執、足利将軍の都落ち、楠木兄弟の討死(湊川の戦い)。不公平な恩賞への不満、政治の主導権争い、それに皇位継承者争いがからみなんとも醜い戦いが続く。結局欲しいのは土地なのか。2025/02/23
hitsuji023
7
戦さが続くよどこまでも。味方になったり、寝返ったり節操がない地方の武士達。しかし、みんな昔持ってた土地に執着していたり、恩賞がどれくらい貰えるかというところで判断しているのが分かりやすい。その点尊氏はぶれない人に思えるので着いていくものが多かったのだろう。(この漫画を読む限りでは)新田義貞が女にうつつを抜かして、勝機を逸したエピソードに共感もするし、可哀想でもある。2025/04/26
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