中公文庫<br> 向田邦子 最後の炎

中公文庫
向田邦子 最後の炎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122037328
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1195

内容説明

脚本家、エッセイスト、そして小説家、向田邦子。乳ガンとの孤独な闘い、不慮の航空機事故と、その早すぎた晩年を惜しむ声は今なお高まるばかりである。本書は、脚本家である著者が、彼女の身近な人々に丹念に取材を重ね、その隠された晩年の日々に肉薄したノンフィクションである。彼女の真実の物語とは。

目次

第1章 隠された孤独なたたかい
第2章 “故郷もどき”への旅
第3章 “父”のルーツへの旅
第4章 “小説”への熱き想い
第5章 本当の“故郷”を求めて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

27
向田邦子の最後の6年間に焦点を当てたノンフィクション。志半ばで、しかも突然に世を去った人物を振り返る場合、その死を象徴的に語ろうとするあまり、運命論に陥ってしまう傾向にある。本書も、そういう側面がないわけではないが、彼女の死後、紹介された代表的なエピソードをあえて外し、ほとんど語られてこなかった作品と、それにまつわる出来事を取り上げているのが好感だ。例えば、死の間際まで関わっていた、初プロデュースとなるドラマ『わが愛の城』への意欲と、その原作者である野呂邦暢への密やかな愛情が、それだ。(つづく)2016/02/09

ツキノ

12
向田さんが亡くなる前の嵐のような行動の日々が証言や雑誌のインタビュー、寄稿からわかる。父のルーツである能登島でのラジオ放送場面などは臨場感があった。断片的にしから知らなかった野呂邦暢作品の映像化への奮闘など、興味深く読んだ。2015/10/06

noripon

1
何と言うか…。表現とポイントが向田さんに負けている。

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