出版社内容情報
鎌倉幕府滅亡から南北朝時代を経て足利義満が将軍に就くまで――。「劇画」の第一人者が、合戦につぐ合戦に彩られた時代を迫真のタッチで描く。
内容説明
後醍醐帝による鎌倉倒幕、建武新政とその挫折、足利将軍の誕生―。半世紀にわたって社会の諸階層を巻き込み、きわめて広い地域で展開された未曾有の動乱を、劇画の第一人者が迫真の筆致で描く。『平家物語』と双璧をなす軍記物語の一大傑作。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつのすけ
40
以前読んだ徒然草では、後醍醐天皇は悪として描かれていたが、本書においては、そのような視点では描かれていない。この日本の古典シリーズで、日本史に少しでも詳しくなれればと思う。2020/05/23
fu
20
佐藤優氏が「太平記」を推薦していたので、ひとまず漫画から。 表紙で、なぜ北条高時が武器ではなく扇子を手に持っているのだ?と疑問に感じたのはそういうことか。劇画調の迫力ある太平記。時おり、太平記の誇張箇所の指摘もあって面白い。歴史に疎い私でも読みやすく理解しやすい。2015/12/05
花林糖
17
(図書館本)苦手な太平記を漫画で読んでみた。後醍醐帝による鎌倉倒幕。廉子と北条高時が印象的。2017/06/14
aisu
7
後醍醐天皇による鎌倉幕府の倒幕。上巻は北条高時死去、鎌倉幕府滅亡まで。2023/09/03
さきん
6
太平記は長編でめまぐるしく状況が変わるのでマンガで読んだ方がわかりやすい。2015/07/12