内容説明
モンゴルの支配を脱し、ようやく中原に主権を回復してなった漢民族の明帝国は、伝統文化の復活を志し、永楽帝の極盛期を迎えて爛熟する。海外発展に国威を発揚、繁栄と泰平をむさぼる明帝国も、やがて内に側近政治乱れ、外に北虜南倭の患高じ、あえなくも瓦解の途につく。秀吉の朝鮮出兵が明の衰亡をいやます。
目次
時代は移る
革命の前夜
明帝国おこる
絶対帝制をめざして
東アジアは一体
簒奪者永楽帝
側近政治はじまる
後期倭寇
天下泰平
豊臣秀吉の大東亜構想
朝鮮出兵と日明の交戦
衰運の老帝国
感想・レビュー
-
- 洋書
- Wonderland