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出版社内容情報
安江大佐の密命を帯び、麻薬やギャンブルなどで賑わう魔都、上海に上陸するウムボルト。昭和十年代を生きた要人・怪人が続々と登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Vakira
37
「微より大なるは無し」知識をただ総合しても客観的な真理なるものは見えない。知行合一としての真理 故に求心、すなわち求道。善意の畢竟(ひっきょう)は盾の両面。満州国の建国理想と運営実態。五国協和を掲げるが実態は侵略者の日本人が支配している。この満洲国にはユダヤ人難民を受け入れたユダヤ人救済の町を作っていたことに驚く。理想の志の高さが伺える。しかしそれはドイツと不仲となる事、反対者多数。やっとこの題名の「虹色」の意味が判る。「艶色」じゃないよ。本物か偽物か?トロツキー登場。そして国境強奪戦のノモンハン事件へ2021/11/23
davi
1
ずっと不安定だった主人公の立場と彼を取り巻く人間関係が確定されるのを示唆しつつ佳境を迎える物語。2017/05/03
でろり~ん
1
阿片、ユダヤ、各国の陰謀渦巻く都市、上海。理解の範疇を超えたカオス。生活を維持していくために金が必要なことは貨幣社会では当然のことながら、阿片は現在の資本家たちを作り上げる元手になったらしい。ここでは深く取り上げられてはいないが、舞台はノモンハンへと入った。日本の恥、とまで言い切る人も居るノモンハンでの悲惨な戦い、というよりは事件がこのマンガのクライマックスになるのだろうか。調査怠りないこの作者。ノモンハンをどう描くのか、期待する。2015/06/07
小太郎
1
決してメジャーな本ではありませんが、かなり奥深いと思います 読んでいて次の展開が気になります 図書館ですが巡りあってよかったと思いました 次が楽しみです 2014/03/24
greenman
1
詳細はまとめてブログで書評します。2012/11/25
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