中公文庫<br> 鬼平学入門―鬼平を読む・楽しむ・極める

中公文庫
鬼平学入門―鬼平を読む・楽しむ・極める

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122036369
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1121

内容説明

現代にも通用する平蔵流の捜査手法、平蔵流の組織管理法や人材活用術、平蔵の心に秘めた勇気や人情、そして江戸の町や料理の愉しみなど、『鬼平犯科帳』の鬼平の言行から、その魅力のすべてをさぐる。「現代の鬼平」こと、元警視総監が自らの経験と重ねあわせて描いた、「鬼平族」必読の快著。

目次

第1話 勇と情と智と―「憎みながらあわれみ、あわれみつつ闘わねばならぬ」(『礼金二百両』)
第2話 美しく懐しき江戸の響き―「旦那。どちらへ?」「ともかくも舟を出せ」(『炎の色』)
第3話 今昔地理物語―「平蔵たちは、江戸市中の道すじをことごとく諳んじていた」(『山吹屋お勝』)
第4話 組織と指導者―「やさしくて、あたたかくて、そして怖いお人」(『用心棒』)
第5話 漫談『上げ底文化』―「世の中は、うわべだけで人の値うちをはかってしまうゆえ」(『霧の七郎』)
第6話 食の風景―「亭主が、熱い酒と共に、田螺とわけぎのぬたを」(『暗剣白梅香』)
第7話 犯罪捜査の基本―「はて…?そのとき平蔵の脳裡に閃いたものがある」(『春雪』)
第8話 平蔵危機一髪、奈良の旅―「絶望に直面したときには、まず笑ってみるのがよいのだ」(『兇剣』)
第9話 ムソルグスキー「展覧会の絵」の秘密―「なれど息絶えた後は、おだやかな死顔となる」(『女密偵女賊』)
第10話 私説・『鬼平犯科帳』―「われらがむりをしていればこそ、世の中がしずかなのだ」(『山吹屋お勝』)

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