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中公文庫
映画千夜一夜〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 386p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122035751
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C1174

内容説明

「映画の語り部」淀川長治さんの、千夜一夜物語はまだまだつづく…無類の映画好き三人が語り明かす座談会は、「銀幕の美女」から「幽霊と悪魔・怪談話」まで、ますます愉快に大白熱。初収録の鼎談もふくむ、これぞ映画の大殿堂。

目次

8 カリガリからヒッチコックまで―異常心理映画の面白さ
9 幽霊か悪魔か―恐怖の怪談映画ばなし
10 映画の四季、四季の映画
11 魅惑のスター、銀幕の美女の話はつきないけれど…
12 貴族の肖像―ルキノ・ヴィスコンティの映画の美術
番外篇 『映画千夜一夜』をめぐるとっておきの裏話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めしいらず

56
三巨頭による映画鼎談の後半戦は異常心理映画、恐怖映画、映画の四季、女優、ヴィスコンティ作品の5テーマを。淀川氏しか知らないサイレント映画が中心だった前半と比べて俄然面白くなる。どのテーマでもお馴染みの映画が中心に語られており面白いが、やはりヴィスコンティの章が断然いい。ヴィスコンティ好きで知られる淀川氏の語りにも自然と熱がこもる。また何かにつけて蓮實氏をいじり倒す淀川氏の意地悪さと、それを受け流しつつも自説を曲げない蓮實氏の掛け合いも実に楽しい。互いに好き嫌いが明確でそれをはっきり言い合うからこそだろう。2020/02/12

おおた

6
淀川8:蓮實1:山田1くらいの割合でとにかく淀長さんが蓮實さんをいじり倒すさまが笑える。日曜洋画劇場では見られなかった淀長さんの意地悪さと無邪気さがすがすがしい。もう話芸の域に達している。映画に興味のあるなし関係なく必読。2013/02/16

JunTHR

1
淀川さん、蓮實さん、山田宏一さんの関係が読んでいて楽しい。特に淀川さんのハスミンイジリwww それにしてもシネフィルって人たちは本当にすごい。恐ろしいほどの量の映画の、恐ろしいほどの細部について延々と語り続けていて、驚異的という他ない。映画の素晴らしさはもちろん、フィルムを保存することが如何に重要かも理解できる。会話に出てくる映画や俳優・女優を知らなくても十分楽しめるのは、3人の話術の上手さと淀川さんのキャラクターのおかげだろう。何度も読み直して、映画を選ぶ際の参考にしたい良書ですね。2010/06/23

mittsko

0
【書きかけ】 僕いとってはお待ちかねの「異常心理映画」(第8章)、「怪談映画」(第9章)が含まれる下巻 なお、上巻共々索引が充実しているので、ちょっとした映画事典としても☆2011/01/13

あんだー

0
淀川さんの語り口を堪能しました。蓮實さんを「ニセ伯爵」と弄れるのは淀川さんだけでしょう。2022/12/19

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