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出版社内容情報
世界屈指のステイタスブランド・エルメス。パリの馬具工房からはじまり現在に至るまでの、伝統を守り受け継いできた約一六〇年の歴史を描いた傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
44
高級ブランド品にはほとんど縁はないのですが、「地球へ・・」の竹宮惠子さんが描いた作品なので興味を持って読了。腕のいい馬具職人から始まったエルメス。時代がどう変わろうとも、常に職人の持つ技術を大事にし、その伝統を絶やさないことに専念してきた結果、いまのエルメスというブランドがあるのだと言える。伝統を守りつつ、アメリカでファスナーの存在を知れば、自社の製品に加えるなど、革新を続けながら、時代と共に歩んできたことが分かる。四輪馬車と従者を商標とするエルメスは、いまも馬具である鞍の工房と専門の職人を抱えている。2019/07/15
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26
エルメスから委託の社史ということで竹宮惠子らしさは(はじめの方にほんの少ししか)ないけれど、分かりやすい内容でした。ずっと使っているけれど皮の縁の処理が蜜蝋だとは知りませんでした。馬具屋が皮小物を扱うようになったのは理解できていたけれど、これを読むまでなぜスカーフ?と思っていたし、他にも色々な疑問だったものが解けました。ライセンス流行りの時に、エルメスはないからいつまでも高くて残念に思っていたけれど、 それで生き残りましたよね。2021/07/22
陽子
25
竹宮惠子の漫画を久しぶりに手に取った。美しい画・線は健在で、懐かしく嬉しい気持ちになった。エルメスは恥ずかしながらブランドとしての名前しか知らない私であったが、これほどまでに芸術性に富み、なおかつ先代から子孫に至るまで、時代に応じた工夫と技術と知恵で構築された品々であることを知る事ができ感動した。馬具職人から始まった技術は未来にまでしっかり生かされ、揺るぎない誇りとポリシーがある。その製品を芸術品として眺めてみたいと思わされた。歴史背景を踏まえながら、職人の品々を描いた本書は漫画として絵が生きている。2018/09/07
スター
22
面白かった。エルメス社長の依頼で中央公論新社にエルメスの歴史をテーマにした漫画を刊行したい話があり、竹宮恵子が描いた作品。 エルメス創業者ティエリ・エルメスは1801年現在のドイツ、クレフェルドで、酒場を営む父の元で育つ。その後馬の世話の上手さを買われ13歳でパリに行き、馬具屋の職人の仕事を開始。 雇われる立場から1837年エルメスを創設。知らない事ばかりで興味深く読んだ。1851年ルイ・ナポレオンがクーデターに成功し第2帝政開始。ティエリの息子シャルルは会社を馬具屋より格上の鞍屋にしたいと考える。2024/09/07
S.Mori
17
有名なブランドのエルメスの歴史を描いた漫画です。ヨーロッパの歴史を絡めて書かれているので、歴史好きの私は非常に面白く読めました。馬具屋として始まったエルメスがフランス革命や2つの大戦を経て、一流のブランドとして世界で認められるまでを描く胸躍る内容です。仕事のヒントにもなります。まず基本に忠実なことが大切です。エルメスの場合は最初の事業であった馬具の製造をやめることはありませんでした。それだけではなく、新しい分野にも進出する。これを繰り返すことで絶えず革新的な仕事を続けられます。再読したい本です。2020/03/21
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