内容説明
日本とは何かを問いつづけ、日本語はどこからきたのを追究する著者。十万語のタミル語辞典に日本語と対応する単語500語を発見!母音の対応、文法構造の同一性等々、様々な謎をとき、タミル語が日本語と同系統の言語であることをつきとめる。若い世代の人たちにもよく分る、やさしい言葉で、日本と日本語の将来まで語りかける。
目次
1 日本について考える
2 言語の比較はどういう方法でするか
3 これまでの日本語の比較研究
4 タミル語に出会う
5 日本語と日本文化と
6 日本語はどこからきたのか
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラス太
3
おそらく中学生くらいを対象に書かれた本なので、学術書とはいえ読みやすくわかりやすかった。日本語がどこからきたのかというシンプルな問いを今まで考えたことがなかったけれど、まさか南インドとは。順序立ててしっかり説明してくれるので説得力はある。ただし、この説に対して批判もあるみたいなので盲信は禁物か。でもすごく面白かった。80点。2013/07/21
ぴー
1
読み飛ばしつつ要点を拾うだけでも面白い。2013/05/12
fumippy_01
1
超おすすめ。子供向けなので読みやすくわかいやすい。けど、書いてある内容はすごいです。南インドのタミル語との言語・風習の類似性は大変説得力があります。南朝鮮とのかかわりや、シュメール語とウラルアルタイ語とのかかわりにちらっと触れられてますが、これもすごい。すごくすっきりしました。2012/09/11
ひよこ
1
ローマがケルトを支配し、ローマ文明からラテン語、そして、フランス語、スペイン語、ポルトガル語へ発展した。そして、スペイン人がフランス語は似ているから習得も容易いと言ってた。もし、日本語がタミル語から来ているのならば、タミル語の習得は容易なのだろうか?それにしても、文法・語源はタミル語、書き方は漢字(中国)、ひらがな・カタカナ(独自で創作)、最近では、多くの横文字の外来単語…日本語はやっかいな言語ですね。2012/08/26
こずえ
0
新書の方よりこちらの方がわかりやすいかもしれない。 日本語の起源について知りたい方は是非。