内容説明
人物や建物が重層する構図、さまざまな都会風景をモンタージュした画面、静謐な空間に時代の不安定な様相をも描出した夭折の画家松本竣介。「運河風景」に魅せられた画学生の著者が知的好奇心を通わす竣介との出会いからその死まで、さらには没後の竣介絵画の揺ぎない評価と日本画壇事情を歴史的に記す貴重な証言。
目次
享年三十六歳
「運河風景」
生きている画家
戦時下の一画家の信念
俊介から竣介へ
空襲と本郷洋画研究所
東京大空襲
生涯で一番長い日
絵具がない!
油絵具の秘法〔ほか〕
人物や建物が重層する構図、さまざまな都会風景をモンタージュした画面、静謐な空間に時代の不安定な様相をも描出した夭折の画家松本竣介。「運河風景」に魅せられた画学生の著者が知的好奇心を通わす竣介との出会いからその死まで、さらには没後の竣介絵画の揺ぎない評価と日本画壇事情を歴史的に記す貴重な証言。
享年三十六歳
「運河風景」
生きている画家
戦時下の一画家の信念
俊介から竣介へ
空襲と本郷洋画研究所
東京大空襲
生涯で一番長い日
絵具がない!
油絵具の秘法〔ほか〕