内容説明
広重に憧れたデザイナーが白い肌に開かせた藍の花―。日本の菊はデンマークで一番の人気デザインとして甦った。宮廷文化を反映した器づくりをしてきたヨーロッパの名窯に対し、実用に徹し、機能の美を追究した北欧の器。浜田庄司と、その弟子たちが造りあげた民芸の世界は今も職人たちによって脈々と受け継がれている。小さくても豊かな国々にスコール(乾杯)。
目次
東西の出会いによって生まれた器たち―はじめに
デンマーク
器の楽しみ方に出会った旅―コペンハーゲン
ジャポニスムを止揚したデザイン―ロイヤル・コペンハーゲン窯
ブルーフルーテッドとデ・ストアコーレ・ボー
グリュプトテーク美術館
偉大なお父さんの国デンマーク
フィンランド
機能美の追究―アラビア窯
スウェーデン〔ほか〕
感想・レビュー
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