中公文庫コミック版 バイオレンスジャック完全版 〈１〉

永井豪

中央公論新社（1998/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 497p／高さ 16cm
• 商品コード 9784122031296
• NDC分類 726.1
• Cコード C1179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Dai（ダイ）]

連載当時掲載雑誌が途中で替わったりと飛び飛びでしか読んだことがない。この度完全版で最後まで読んでみるつもり。

2018/02/02

[Ｄ４Ｃ]

漂流教室やドラゴンヘッドを彷彿とさせる、崩壊しきった世界。といっても、大震災で国から見捨てられた土地、関東を舞台に描いており、現状その他の土地や国はどうなっているかは描かれていない。少なくとも、関東は度重なる地震のため、政府は復興を断念、警察の力の及ばない無法地帯と化してしまった。その中で、生きる人々とバイオレンスジャックという通称を持つ大男の物語。色んな作品を読んできたおかげで、耐性が付いたせいもあり、グロシーンも難なく読めるが、やっぱ人犬はエグイな・・・

2018/02/16

[不動 明]

冒頭の震災の描写は今年起きた東日本大震災を既に40年前に予見していたのでは？と思われる位似通った描写に驚いてしまいました。 そしてやはり絵のタッチが先日読んだ扶桑社から出された『キューティーハニー』とは比べ物にならない位に魅力的です。こちらの方があのハニーより20年も前の作品なのに…。やはりあのハニーはアシを育てる為に題材と名前貸しだったのだと確信しました。バイオレンスジャックこれから楽しみだ！

2011/12/04

[直人]

ところどころ読んだことはあるんだが，きちんと読んだことがなかったので。 この中公文庫版は「完全版」と銘打たれている。 どうやら『バイオレンスジャック』自体，掲載誌が移動しまくったようなので，それを集大成したのがこの文庫版らしい。 最初のうちは，竜がメイン。 その後ジャックとの出会いが描かれ，否応なく戦いに巻き込まれていく，という流れ。 この後，どうなる？？？

2023/02/10

[hibimoriSitaro]

再読。1998年４月初版。BJと言えばブラック・ジャック，VJと言えばヴァイオレンスジャックである（言わん言わん）。関東地方が直下型大地震で潰滅する様子を描く。主人公は逞馬ユリ竜姉弟。被災当日の避難行が中心なので，まだ理性あるおとなが引率してくれる。当然のようにみんな死んでしまうのだけれど。

2022/01/07