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出版社内容情報
上皇阿倍は実権を再び自分に戻す。そこには仲麻呂との別離と道鏡への想いがあった。仲麻呂は反乱に失敗、死去。阿倍は再び皇位につき称徳天皇となる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
20
里中さんのあとがきがいいです。2017/05/17
みなみ
9
阿部は仲麻呂に傾倒していた時と道鏡に惚れ込んでいる時でメンタル変わらないような。厳しくみれば仲麻呂のためならなんでもする、が対象が道鏡にかわった「だけ」といか。仲麻呂を倒すまではなかなか凄みがあったのだが、実際に政治を取り仕切ってみるとうまくいかない。藤原打倒のために弓削一族を取り立てるんだけど、冷静に考えるといろんな氏族をバランスよく取り立てたほうがいいと思うんだけど、彼女は自分の思うところのために弓削一族を取り立てるのが最適解だと思って行動する。和気清麻呂が神託を告げるまでの心情の動きが良かった。2023/01/21
美登利
8
里中さんは、衣装がすてきなので読むのが楽しい。2012/08/27
あきぽん
5
「天上の虹」1巻から読み始めて、持統天皇とその子孫の物語をついに全巻読破しました。称徳天皇には、藤原仲麻呂を倒した時の強さや道鏡との恋愛に生きる姿に、「おんな」を感じました。天武系の天皇は彼女で終わり、野心と無縁だった天智系皇子の子に皇位が移ります。そしてその子供が強い性格の桓武天皇。持統天皇の描いた未来は、意外な方向へ。2016/03/08
松田望
3
主人公に逆らった臣下が罰として名前を貶められ、清麻呂を穢麻呂(きたなまろ)、広虫が狭虫(せまむし)に変えられてしまう件…僕なら望を絶望に変えられちゃうのかしら2012/06/14