中公文庫<br> 九品官人法の研究 - 科挙前史

中公文庫
九品官人法の研究 - 科挙前史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 634p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122029910
  • NDC分類 322.22
  • Cコード C1122

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

18
科挙成立以前の中国における人事制度を論じた大著。おおよそ三国〜魏晋南北朝期を扱う。文庫化されてはいるが純然たる研究書で、混乱を極めた時代背景もありたいそう難しい。だが、皇帝独裁を基調とする中国史の中で貴族が権力を握ったユニークな時代であり、その重要性は否定できない。本来は官僚候補者の才能を評価するはずが、いつの間にか家柄査定のシステムに変じてしまう不思議。卑弥呼が呪術で国を治めていた頃、中国では官僚人事が政争の具となっていたわけで、やはり政治にかけては大先輩と認めざるを得ない。2025/11/23

BIN

8
絶版でかなり入手しづらい(中古本でも定価の2倍以上)ですが、三国志でおなじみの魏で始まる九品官人法の研究内容です。副題の科挙前史ということで、隋まで続いたこの制度、曹操に始まる唯才から来てそうなもんでしたが、立派な貴族制度になった経緯がよくわかります。ただ結構なボリュームで精緻で詳しい内容なので内容的にも物理的のも少し重いです。魏晋南北朝時代研究家には必須でしょうが、オタクレベルではちょっとヘビーでした。この文庫本よりかは全集の方が入手しやすいかもしれない。2025/03/04

富士さん

6
魏からはじまり、隋に終わった九品官人法についての研究書。南北朝に分かれ、政権がころころ変わる時代の変化をひとつひとつ追いながら、人材登用についての試行錯誤の歴史を明らかにしています。これだけ複雑で合理的な制度を完成させ、しかも世論に合わせて絶えず改良していた中国社会の先進性は他に類のないものですし、それをここまで体系的に説明した著者には脱帽です。この時代に確立した中国官制は今でも東アジア官僚制が準拠するところであるように思います。巡査から「起家」するノンキャリと警部補から「起家」するキャリアみたいに。2022/10/14

朝霧 紅玉

2
なんというか、三国志に興味があってもっと制度的に深く知りたいなら必読の書籍。文庫よりも全集経由で読んだ人の方が多いかも知れない。2010/01/31

まこと

0
魏晋南北朝時代の貴族社会を知るのにいい本。2013/10/06

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