中公文庫<br> 日本の刑事裁判―冤罪・死刑・陪審

中公文庫
日本の刑事裁判―冤罪・死刑・陪審

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  • サイズ 文庫判/ページ数 500p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122026698
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C1132

内容説明

被疑者はなぜ虚偽の自白をするのか、国家は人を処刑しうるのか、日本で陪審制度が嫌われる理由は…。三十年間裁判官を務めた渡部氏と、復帰前の沖縄で陪審員の経験を持つ伊佐氏が、誤審や死刑制度など、日本の刑事裁判が本質的に抱える後進性を、具体的な事件をあげながら徹底的に論じた対談集。

目次

第1章 冤罪はどうして起きるか
第2章 「目撃証言」は信用できるのか
第3章 裁判官は「シャバの風」を知らない
第4章 状況証拠こそ最良の証拠
第5章 真実の供述はツバメ型
第6章 裁判所には地獄部と極楽部がある
第7章 真犯人が出ても覆らない有罪判決
第8章 国家は人を処刑しうるか
第9章 「死刑」こそ野蛮の証明
第10章 なぜ嫌われる陪審制
第11章 陪審制は誤判を救済する
第12章 刑事裁判再生への道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

19
この本を読みますと日本は自由主義陣営に属している国とは思えなくなります。起訴されたらほぼ有罪というのは異常だと感じています。それなら裁判官はいらないのではとも感じました。2022/08/31

gtn

11
一審判決で死刑を宣告された者が、心から悔い改め、被害者の冥福を祈り、遺族に謝罪の手紙を出し、香花料を送る。それを厳しく突き返され、その苦しみこそ贖罪の道と悟る。悔い改めた死刑囚は、やがて刑に処された。教誨師は死刑囚を真人間に戻し、安寧に死に赴かせるために存在する。何かおかしい。2019/04/02

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