中公文庫<br> 自伝 若き日の狂詩曲

中公文庫
自伝 若き日の狂詩曲

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 424p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122026247
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C1195

内容説明

幼年時代、義兄ガントレットに西洋音楽の手ほどきをうけた耕作は、やがて東京音楽学校に入学、岩崎小弥太の後援をうけ、日本人で初めてベルリンの王立音楽院に入学する…。童謡・オペラの作曲を始め、わが国交響楽運動の創始者として、近代音楽史に輝かしい足跡を残した、山田耕筰の破天荒な青春記。

目次

小さな歌の狂人
上野の杜
ベルリンの青春
私の名はペテロ
シベリアの旅

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tohoho

1
山田耕筰65歳の時に綴った回想録というか自伝。幼少期から音楽学校を経て、ドイツ留学から帰国するまでの半生が語られる。多彩なエピソードの数々、情景描写等、興味深く読め一つの私小説。あとがきに本編に次ぐ自叙の後半を公にするであろう、とあるが、叶わなかった模様。懐かしの夢多かりし若き日の思い出となっており、額面通り受け取る訳にはいかないにしても、尊敬すべき点が多い。2020/07/15

fuchsia

1
音楽室に飾ってあった「タコ社長」みたいな肖像画しか記憶になかったのですが、表紙の写真はけっこう美男子です。若いころは良くもてて遊んでますが、本気で好きになった婚約者は家の都合で医者の後妻(4人目)となり大失恋しています。このあたりの記述はかなりサービス精神旺盛に書かれており、どこまで本当なのかいな、という感じですがとにかく明るく楽しい人ではあったようです。母親代わりのお姉さんがしっかりもので良かった。あと、留学時のドイツ語克服方法なんかは、外国語習得において参考になりそう。2013/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/404633
  • ご注意事項

最近チェックした商品