中公文庫<br> 楽は堂に満ちて

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中公文庫
楽は堂に満ちて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 197p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122024687
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C1195

内容説明

日本楽壇史の貴重な証言でもある回想録「私の履歴書」、原典主義への忠誠を表明した「ベートーベンへの巡礼」、ブリックナーの故地聖フローリアン寺院での感銘を綴る「楽は堂に満ちて」など、朝比奈美学の精髄を伝える名篇を余すところなく収録した音楽随想集。

目次

私の履歴書
欧州演奏旅行
私と音楽

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

59
☆5。文体は明治生まれの男の文章で、ちょっと堅苦しい。燕尾服着ているみたい。でもその中に氏のユーモアが感じられる所がちょこちょこ出てきてニヤニヤさせられる。しかもとても音楽的。氏が文章を指揮しているみたいだ。で、今回改めて読んで驚愕したのは、1958年の11月のローマであのグレン・グールドと共演している事。写真が載っていてビックリ。何度も読んだのになぜ気づかなかった? たぶん写真はろくに見ず中身をひたすら読んでいたからだろう(本文には共演の事は書いていない)。ただいま絶賛絶版中。なんで?2021/01/01

おとん707

10
1973年日経掲載の「私の履歴書」を元にその後の小文を加え1978年に出版されたもの。氏はその後2001年の逝去直前まで20年以上も現役指揮者として活躍された。音大ではなく京大を卒業し、阪急電車の運転手も経験したという有名なエピソードは本書でも生き生きと回想されている。音大出でない負い目もあったようだが満州で終戦を迎えた苦労や戦後の貧しい音楽環境下で音楽に賭けた情熱が控えめな筆致でも十分伝わってくる。その情熱ゆえに周りの人々も氏の音楽活動支援に動いたのだろう。氏が拠点とした大阪の音楽ファンが羨ましい。2023/11/26

山吹

1
結局、朝比奈氏は専門的な音楽の知識をどこでどうやって得たのかがよくわからなかった。このエッセイに書かれているだけでは無理だと思うのですが。2016/06/18

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