内容説明
標高1300メートルの森と湖に囲まれた不思議な不思議な町「時の杜」。外部の人間を寄せつけない奇妙な異次元空間で美少女殺人事件が発生。現場の森では、古い柱時計が時を刻み続けていた。それが過去に前例のない動機による連続殺人の序曲とも知らず、里見捜査官が真相解明に乗り出した。…が、時の杜では駐在所の巡査までが敵だった。全6巻の壮大なミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スエ
112
星よりひそかに〜♪スエが崇拝する吉村達也先生(享年60)の超大作、全6巻。お盆休みがたったの一日だったスエは、ヤケクソで4回目の再読に突入するのであった。「ツイン・ピークス」に触発されて筆を取った吉村先生。ま〜、初っ端から疑わしい人物がわんさか登場ッ!……さあ。ここで怯んではいけません。先生か?編集の優しさか?冒頭に素晴らしい登場人物達の一覧表(解説&イラスト付き)がっ!!しかも、どれも絶妙に有名人に似せてあって更にウマーベラス❢主人公はシブガッキーのモッくん、巨乳の深雪はラリ……じゃ無かった!のりピー❣2023/08/24
Oh!やまびこ
8
昔を思い出す。文庫本全6巻、3か月連続発刊で月2巻ずつという同時としては異例の手法であったと思われます。発刊日には必ず書店に足を運んだ事を思い出した。挿し絵も差し込まれており珍しかった。当作品は米国「ツインピークス」に触発され出来上がった作品との事、WOWOWで放映の「ツインピークス」を欠かさず視聴していた。猟奇的事件内容と展開でハラハラ感を味わった。再読したい気持ちがフツフツ沸騰し沸き上がってくる。吉村氏作品との出会いは「惨劇シリーズ」「温泉殺人事件シリーズ」であった事を思い出された。第一巻、読了記録。
スエ
2
日本版、小説ツイン・ピークス。 キャラが面白過ぎ、しかも各自似顔絵付きプロフィールあり。こういう長編また読みたい! 再販希望 。
ひより
1
『読書村殺人事件』に出てきたあのふたりが登場するっていうので借りてみた。時代が時代ゆえ、かなり懐かしい雰囲気です。 それにしても、登場人物の絵は必要なのかなぁ…変にイメージが固定されちゃいそうな。オカマのパパは美川さん風だし、DJは内田裕也っぽい?(^_^;) まだ一巻なのでこの先どう進んでいくか楽しみ♪2014/03/02
すずたつ
1
約10年ぶりに再読。 再読理由は吉村ワールドを浸りたかったから。 作者がツインピークスの舞台といっているように長野の山奥のお話。 登場人物大量に出てきます。 それを補うように巻頭にキャラの絵入り紹介。 実在の俳優や女優に似たキャストになっているので自然とのめりこめます。 長編の一冊目です。 最初はキャストの紹介から始まり、すべての人が変態です。 ツインピークス観てるかたなら是非お勧め。2017/01/27