内容説明
阪神大震災は一瞬にして神戸周辺400万人の住民の生活を破壊した。この地震によって、いちやく現代人のキーワードの一つとなった「活断層」とは何なのか、どんな仕組みになっているのか、そしてどこにあるのか。本書は地震の張本人「活断層」の謎を、日本とその周辺の活断層分布図を始めとする豊富な図と写真を用いて、簡潔に説き明かしている。
目次
1 一九九五年兵庫県南部地震をめぐって
2 断層のしくみ
3 活断層のしくみ
4 日本列島の活断層像
5 活断層と地震予知
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
13
先日京都伏見付近の地震があったため読了。わかりにくい。結局地震はいつ起こるのか。予測できないよね2024/02/15
久守洋
1
東日本大震災をうけて積読本から引っ張り出して読む。本書は文庫書き下ろしのためか、全体的に作りが粗い。著者の文章はお世辞にも上手いとは言えないし、阪神大震災の記述のあとに断層や活断層の解説が述べられているのも構成として杜撰である。第4章の「日本列島の活断層像」に目を通しておくと、いかに日本各地に大小の活断層が分布しているかが概観できる。日本に住んでいる以上はどこであれ、地震は想定しておかなければならない。2011/04/08