内容説明
「釣って成仏、食べて功徳」を信条に、「お造り」「雑魚場」「河岸払い」「左鮃右鱗」「擬餌」など、釣魚にまつわるとっておきの蘊蓄を満載。“道楽”を自認する釣り師ならではの視点から、釣りの極意を語り尽くす。
目次
初春
お造り
くさや
乗り合い船
雑魚場
真子白子
年魚
ドブ釣り
釜飯〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoichi Kambe
1
*鯛の皮の酢みそ。皮のついたまま霜降りにする松皮造り。松皮造りと同じ方法でサッと湯引きする。白みそに和辛子とみりん、生酢に、お酒を少々加えてよく練り合わせとろりとした酢みそを作り、千切りにした鯛の皮をつけて食べる。 *「ブリの皮食うバカ、サケの皮食わぬバカ」。…塩ザケなどを食べる時ボクはおしまいまで皮を残しておき、お茶漬けにして食べる。 *「左ヒラメに右カレイ」 内臓の入っているところを手前に置けば、ヒラメの目がついている頭部は左側にくる。 *城下ガレイ。豊後水道の日出(ひじ)でとれるカレイをそう呼ぶ。 2022/01/11
furutpp
0
妻が買ってくれた。日付はだいたい。前半はちょっとグルメ本ぽくて、蘊蓄の面白さが霞んでいたように思うのですが、後半になって俄然釣りと、筆者の釣りに対する考え方が現れてきて面白く読めた。2016/07/06
カキン
0
食べる話も多く面白いエッセイ2013/09/08