内容説明
司馬文学の豊潤な世界に案内するエッセイ集。
目次
歴史を動かすもの
歴史と人物
歴史の中で思うこと
一杯のコーヒー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
48
司馬さんの歴史に対するエッセンスを感じることができました。研ぎすまされた姿勢があるからこそ「司馬史観」という言葉が生まれたのですね。これからも司馬さんの作品を読み、司馬史観を感じていきたいです。2022/09/25
優希
46
司馬さんが歴史小説の世界に投げ込んだものを感じ取ることができました。「司馬史観」をこれからも感じていきたいと思います。2022/04/30
kawa
33
数々の歴史小説のサイド・ストーリー的エッセイ集。その中に異色で珍しい?「私の愛妻記」。市電の停留所でのプロポーズ場面。みどりさんの母親からの「ニワトリひきとり」依頼。「会社辞めるの?じゃ、結婚やめるわ」発言。司馬先生、天国でも赤面しているのだろう。微笑ましいヒトコマの描写がうまい。(永年の書棚放置本)2023/07/21
金吾
24
歴史の事案、事象、人物に対する考察はやはり面白いです。しかし本作で一番のお気に入りは「私の愛妻記」であり、すごくいい感じがしました。2024/10/10
時代
15
司馬さんが新聞や雑誌などなどで書いた歴史に絡めたエッセイというか随筆を寄せ集めた豪華詰合わせセットといった感じ。大きくは四つのテーマに分け、歴史を動かすもの、歴史と人物、歴史の中で思う事、一杯のコーヒー(これは多分にエッセイです!)で纏められている。まさかのみどり夫人との馴れ初めまであり。またまた大満足な一冊でした◎◎2016/07/14